メモクレに書いてます なんとカンザキイオリ様に憧れた陰キャのSH326が短編小説を書いてしまいました。初めて書いたからよくわからん文章になってるかもしれないけどよければ読んでね。SH326は妄想しかしてないのでこういう”アイデアは”いっぱいあるんだよなぁ、、、気分によっては二作目以降も出すかも
完璧な遺言 大富豪の佐藤氏が亡くなった。残されたのは、莫大な遺産と、たった一枚の奇妙な遺言状だった。 「私の全財産は、私を最も深く、かつ『実害なく』愛した者に譲る。判定は、書斎にある『真実の鏡』が行うものとする」 親戚一同は色めき立った。長男は、父がいかに立派だったかを涙ながらに鏡に訴えた。鏡は曇り、「偽善」という文字が浮かんだ。 愛人は、彼のためにどれほど尽くしたかを色っぽく語った。鏡は「強欲」と表示した。 最後に現れたのは、長年彼に仕えた無口な執事だった。彼は鏡の前に立つと、ただ一言、こう言った。 「私は、旦那様が死ぬのを、誰よりも心待ちにしておりました」 親戚たちが罵声を浴びせる中、鏡は眩しく輝き、こう表示した。 「真実。かつ、死を望むことで彼の苦痛を終わらせたいという純粋な慈愛。合格」 しかし、執事は首を振った。 「いえ、鏡よ。私はただ、この豪華な屋敷で、誰にも邪魔されず、旦那様の極上のワインを一人で飲み干したかっただけなのです」 鏡は沈黙し、次の瞬間、粉々に砕け散った。 佐藤氏の遺産は、結局、誰の手に渡ることもなく国庫に収められたという。鏡が最後に示したのは、真実よりも残酷な「人間の底なしの孤独」だった。