リミックス禁止、自作発言禁止 第37話「アルフェンのお願い」 森の空気が、静かに凍りついていた。 「闇に堕ちた女神だ」 アルフェンの言葉が、重く響く。 誰もすぐには言葉を返せなかった。 夢がようやく口を開く。 「…それって、今の女神と関係あるのか?」 アルフェンは少し目を伏せる。 ネオ「じゃあ、今の女神様は…」 アルフェンは首を横に振った。 「同じ存在ではない...だが、無関係でもない」 その曖昧な答えに、全員が黙り込む。 その時、ドォォン...と低い振動が森を揺らした。 ネオ「今のは...?」 エルフが駆け込んでくる。 「アルフェン様!結界に異常が見られます!」 アルフェン「異常だと...?案内せよ!」 ケイたちは森の外側へ向かう。 そこでは、結界にひびが入っていた。 その向こうでは灰が不気味に渦巻いている。 夢「攻撃...ってわけじゃねえな...」 ネオ「あの灰、まるで生きているみたい...」 そのとき、集まった灰は結界に突撃してきた。 まるで、何かに引き寄せられるように。 結界のヒビは大きくなっていった。 アルフェン「まずいな...もしこの灰が森に流れたら、私たちエルフの力は弱まってしまう...」 アルフェンは森の奥を見た。 アルフェン「勇者よ、頼みがある」 ケイ「...なんだ?」 アルフェンの声はいつもより重かった。 「灰の大地のどこかにある、魔法石を探してほしい」 とびねこ「魔法石?」 アルフェンはうなずく。 「封印の際、使われたものだ...膨大な魔力がこめられている...」 夢「でも封印があったのって神話時代だろ?その時の物が残っているのか?」 アルフェン「完全にはなくなっていないはずだ...灰の下に埋もれている可能性もある...」 KK「それを見つけてどうするんですか?」 アルフェンの目が鋭くなる。 「結界の補強に使う。今のままでは、この森は危ない」 ネオ「こんなに強い魔力の結界なのに?」 アルフェン「あぁ、たぶんあの蛇の毒のせいだろう。もともと灰の大地は魔力が不安定になる、それが毒によってさらに悪化したのだろう...」 ケイ「...わかった」 夢「マジで行くのか?」 ケイ「放っておいたらもっと面倒になるだろ?」 ネオが小さく笑う。 「ケイさんらしいですね」 アルフェンは深くうなずく。 「勇者よ、感謝する...本来ならば我々が行くべきだが、エルフは灰の影響を強く受けてしまう...」 ネオ「そうですよね...」 アルフェン「魔法石は封印の遺跡の近くにあるはずだ...だが簡単には見つからん」 夢「なにかヒントはねぇのか?」 アルフェン「魔法石は闇と対になる光の力の結晶のようなものだ、だから同じ光の力を持つものならわかるはずだ...」 その言葉に全員の視線がケイに向けられる。 ケイ「俺が頑張らないといけないか...」 アルフェン「そうなるな」 灰の大地のほうから風が吹く。 アルフェン「準備ができたら言ってくれ、案内役をつけよう」 ケイたちはうなずく。 新たな目的が決まった。 灰の大地のどこかにある、魔法石を探すため、また灰の大地に向かうのであった。 ーーーーーーーーー第37話終わりーーーーーー
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