ご存知の通りお互いがオッドアイでお似合いのお二人ですが、二人の出会いなどについてチャッピーと語り合いました↓ そして物語にしましたw まだまだ続きあるよ! 反応が良ければ続編出します!
教室の窓から風が入ってきた。 テスト終わりの静けさの中、机に突っ伏して眠っている男子が一人。 黒いグラサンが、少しだけずれていた。 黒桑 凪はそれに気づいて、少し迷ってから声をかけた。 「……グラサン、取れてるよ」 その瞬間、風が強く吹いた。 男子――灘瓦 智樹が目を覚ます。 同時に、凪の前髪もふわりと揺れた。 一瞬の沈黙。 お互いの視線が重なる そして――気づく。 同じ側の、違う色の瞳。 「……」 「……」 何も言わなかった。 でも、その沈黙はどこかやわらかかった。 それから、少しずつ二人距離は縮まっていった。 オッドアイを隠している理由も、聞かない。 でも、分かる気がした。 同じだったから。 これが恋だとわかっていても告白する勇気はなかった。 だってただの片思いに過ぎないはず。 帰り道、誰もいない教室。 椅子に座る凪の背後から、智樹が近づく。 少し迷って、でも決めたように―― そっと、抱きしめた。 「……好きだよ」 凪は驚いたように目を見開く。 少しの間のあと、ふっと息を吐いて、 「……ばか。もっと早く言ってよ」 そう言って、小さく笑った。 静かに向き合って、今度はちゃんと抱きしめる。 次の日は、雨だった。 傘を忘れた智樹が昇降口で立っていると、 少し照れた顔の凪が現れる。 「……ほら」 差し出された傘の中に入る。 そのまま、なぜか自然に智樹の家へ。 縁側で雨が止むのを待ちながら、 少しだけ距離が近くなる。 「……眠い」 わざとらしく言って、智樹が肩に寄る。 凪も少し迷ってから、 「……私も」 そう言って、そっと寄りかかった。 雨は止んだ。 でも、どちらもすぐには立ち上がらなかった。 「……もう帰るね」 凪が立ち上がる。 「……ああ」 それだけの返事。 一歩、歩き出す。 「……またね」 そう言おうとした、そのとき。 手を、引かれた。 「……また会ってくれる?」 少しだけ不安そうな声。 凪は振り返って、少しだけ笑う。 「……うん」 今度は、自分から手を握った。 そのあと、連絡先を交換した。 「……今さら?」なんて言いながら、 お互いちょっと照れていた。 玄関で別れるとき。 「またね」 と言って帰ることができた。