a班視点 「粘液…なんだろう?金魚とかカエルでも逃げ出した?」 a班ではc版の「粘液」について探索しながらの議論がされていた。 「金魚だったら周りでピチピチしてるか死んでるんじゃ?」 「c班はどこに粘液があったとは言ってないのよね、形とか色とかの形状も。それによるんじゃない?教室とか、理科室、生物室なら不思議では無いわ。廊下とかならかなり不自然で気味悪いわね。」 三島と辰巳が討論に参加する。 「まぁ大丈夫だろ。大した事ねぇ。」 音留が議論を凍結する。 「でも、もう3人化け物に食われて死んでる。絶対これ陥没じゃないよね。黒い穴。」 「だけど黒い穴とかさ、あんま報道されてないし…よくわからないわ。」 「それはきっとみんな同じだ。学校に一人くらいオカルトマニアいるだろ、そういう奴と合流して情報収集をすればいい。」 「…とりあえず、もう戻ろう。時間も押してるし。何より粘液の件はc班に聞かなきゃ。」 皆が頷いて体の向きを変える。 「おい待て颯乃。あれは?」 「音留?」 一斉に振り向く。 不自然に目立つ1枚のドア。どうにも目に引き込まれて、印象が残って、魅惑されるような感じがある。 「人の気配がする気がする。行ってみようぜ。」 音留がドアの方に向かう。 すごく、嫌な音がした気がする。 「待って音留!」 咄嗟に颯乃が口を割る。 「…一旦報告しないと…!戻ろう?」 横で辰巳がその言葉に賛同するように首を縦に振る。 「…すまん」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【第2回成果報告会】 「a班は不自然な感じの扉を見つけたから、次の探索で探して来る。」 「あと、c班ってどこで例の粘液を見つけたの?」 「粘液は廊下だ。とても大きな生物…馬や虎が液体まみれで引き摺られたような跡だ。3メートル程続いていた。」 a班が顔を見合わせ目で会話する。 「金魚の線は完全に消えた」と。 「話を遮って悪かったな真壁、失礼した。cは特に進捗は無い。」 「b班氷空からは特になし!」 「dからも!」