※これはVOISING二次創作です。 ないこ視点です。 第一話↓ https://scratch.mit.edu/projects/1239818124/ 次の回↓ https://scratch.mit.edu/projects/1295690593/
_セーブデータ26をロードします。 第26話「集う」 この先に、きっと。 薄暗い神殿を進む。 五人で、ここまで歩んできた。 賽の目は6つ。あと、一人。 ほとけ「ここもめっちゃツタ生えてるじゃんいふくんやって〜」 If「雑用係かよ…」 ぶつぶつと文句を言いながら前に出る。 If「危ないから下がって!」 剣を抜いてそのまま切る。 _ガン! ちょうど半分くらい切れたところで、鈍い金属音がして止まった。 「えっ、どうした?」 ハラハラと切ったツタが落ちる。 くに「えっなにこれ!剣全く動かないんだけど!?」 Coe.「岩とかに当たったんじゃなぁい?」 こったろ「くにおちゃんの力不足かぁ」 Relu「てか、これ剣じゃね?」 如月ゆう「ほんとだね…」 おかしいな、この人達前見れば俺達がいんのにずっとまろの剣見ながら話してるわ。 「えっ、これ突っ込んだほうがいい?」 痺れを切らして話しかけるとまろの剣から俺の方へ一斉に顔が向いた。 Coe.「えっ、ないこくん!?てかこれいふくんの剣じゃーん!」 嘘だろマジで勘違いしてたの…? おいおいすたぽら大丈夫か…? ほとけ「ちむ〜!会いたかった!」 如月ゆう「みんな無事だったんですね…」 悠佑「おっ、くににゆさんもおるやん。」 如月ゆう「悠佑くん!?よかった…ちゃんと生きてたぁ…」 悠佑「心配かけてすまんな。これからはバリバリ守ってくで!」 Relu「後はクロノヴァやけど…」 かなめ「あれ、呼んだ?」 甘夢れむ「そんなヌルっと登場する?」 うるみや「せっかくやしド派手に登場したろ思っとったのに〜…」 ARKHE「まぁいいだろう。会えないよりはマシだ。」 しゃるろ「人多すぎない!?これ仲間?」 しの「そうだよ〜みんな優しいんだ!」 なんとか全員合流したけれど、やっぱり全員装備がボロボロになっていた。 かなめ「さて、マジで終盤になってきたね。」 Coe.「僕達、ちゃんと帰れるよね?」 ARKHE「ここまで集めさせといて帰れませんとか言われたって、どうせどうにかして帰るだろ。」 緊張が走る。 この先に、最後のメンバーがいて。 きっと魔王の元へ向かう大きな一歩となる。 「行こうか。」 _ガチャガチャと鳴り響く金属音が、仲間がいる事を証明してくれる。 重い扉の先、彼は独りで厳かな椅子に座っていた。 ないこ「初兎!」 初兎「はじめまして。いや、久しぶりって言ったほうがええですか?」 魔王軍の中でも一番上である初兎は忠誠心も一番高いだろう。 どうやって攻略するか。 「…迎えに来たよ。」 初兎「余計なお世話やなぁ。」 初兎「第一、何でお前らは裏切っとんねん。」 初兎じゃないかのような冷たい視線が、こったろ等4人に突き刺さる。 うるみや「いやいや…楽しそうやったらついていくしかないやろ。」 甘夢れむ「れむはもう思い出したからね。」 こったろ「…俺も、こっちの方がいいかな。」 初兎「そう。まぁええわ。」 初兎「なら、」 一蹴した初兎は椅子から立ち上がり、俺に向かって言う。 初兎「なんで俺の友達を殺したん?」 胸がズキンと痛む。 初兎「洞窟内で見回りしてくれとった俺の友達を、なんで殺したん?」 「あ…ぁ…」 何も言い返せない。 どんな形であろうと友達だったはずなのに。 「…ごめん。」 どうしようもなく辛い感情がグルグルと渦巻く。 俺にこいつが救えるのか? ほとけ「でも、あれって幻でしょ?」 …は? ほとけ「召喚獣は一度召喚したら同じ形で現れることは無いって本に書いてあったよ?」 おいこいつこんなさらっと嘘ついたん? 初兎「チッ…そうだよ。嘘ついただけ。」 あぁ、そうですか… 初兎「でも、あの召喚獣達が僕の仲間ってことは本当や。なら、何も言えんよな?」 初兎「それ相応の経験を味わわされても。」 手を大きく振り上げて、魔法陣を展開する。 かなめ「っちょ、待ってやっば…」 悠佑「っ!?りうら!」 Coe.「ゆうくん!どうしたの!?」 しゃるろ「かなちゃん!?」 うるみや「おい、しの!」 4人、バタリと音を立てて倒れた。 ARKHE「おい!…コイツらに何をした?」 初兎「大丈夫やって。」 クルッと人差し指を宙で回す。 刹那、4人の身体が起き上がり、ゆっくりと前へ進む。 おいおい、まさかこれって… 振り向いた彼らは、明らかに闇を含んだ目をしていた。 初兎「それじゃ、よろしく〜!」 にこにこと手を振る。 瞬間に動き出したと思えば、辺りが霧に包まれた。 …りうらの道具だ。 やっぱり、これってRPG終盤特有の… 「寝返ったぁ!?!?」 _セーブデータ27に保存しました。