やっぱ休止ごめん
臨時復活小説 プププランドの朝は、とても静かです。でも、森の奥深くにある「三日月岩」の近くでは、ひそかに熱い空気が流れていました。 1. 誰も知らない森の奥 メタナイトは、誰にも見つからない場所で自分をみがくのが大好きです。今日も朝早くから、愛剣「宝剣ギャラクシア」を手に、激しい特訓をしていました。 「ふっ、はっ! まだまだ、私の剣はこれしきではない!」 彼はマントを翼に変えて空を舞い、岩を切り裂くような速さで剣を振るいます。これは**精神統一(せいしんとういつ)**といって、心を落ち着けて一つのことに集中する大切な練習です。 2. 弟子(?)の登場 そこへ、草むらがガサガサとゆれる音がしました。メタナイトがバッと剣を構えると、出てきたのは丸くてピンク色のあいつでした。 「ぽよ? メタナイト、何してるの?」 カービィです。カービィは寝ぼけ眼で、手には半分食べた大きなリンゴを持っていました。散歩の途中で、かっこいい音が聞こえたので寄ってみたみたいです。 メタナイトはため息をつきましたが、名案を思いつきました。 「ちょうどいい。カービィ、お前に騎士(きし)としての動きを教えてやろう」 3. 騎士の教え vs カービィの遊び メタナイトは、カービィに一本の木の枝を渡しました。そして、かっこいいポーズを決めて言いました。 修行その1:素振り(すぶり) メタナイトが鋭く剣を振ると、風が巻き起こります。しかし、カービィはその風に乗って「わーい!」と空をふわふわ飛び始めてしまいました。 修行その2:精神統一 「目を閉じて、森の音を聞くのだ」とメタナイトが教えます。数分後、メタナイトが隣を見ると、カービィは立ったまま「すー、すー……」と気持ちよさそうに寝ていました。 修行その3:意表を突く(いひょうをつく) 「相手が予想もしない動きをするのだ」という教えです。メタナイトが消えるような速さで動くと、カービィはお腹を膨らませて「吸い込み」を開始! メタナイトの仮面が吸い込まれそうになり、あわてて特訓を止めました。 意表を突くとは: 相手が「こう来るだろうな」と思っていることと、全然ちがうことをして驚かせることです。 4. 最高の特訓メニュー メタナイトは、カービィに「騎士の道」を教えるのは無理だと悟りました。でも、カービィの楽しそうな顔を見て、少しだけ心が丸くなりました。 「……ふむ。では、最後の修行だ。これこそが騎士に最も必要な力だぞ」 メタナイトが取り出したのは、特訓のあとに食べようと思っていた高級なショートケーキでした。カービィの目がキラキラと輝きます。 「みんなで仲良く分かち合う。これぞ、平和を守る者の務めだ」 二人は三日月岩の上に座って、ケーキを分け合いました。カービィは一口で食べ終えて「ぽよー!」と幸せそうに叫びました。 メタナイトは自分の分を小さく切り分けながら、「たまには、こういう特訓も悪くないな」と、仮面の下で少しだけ笑うのでした。