ピオニア=ブロスタル 2X歳 男性 like:音楽(特にバイオリンのクラシック)、家族、甘いお菓子と美味しい紅茶 hate:失敗すること、ネガティブな自分 白いメッシュのようなものが混じったピンクのふわふわとした髪に、澄んだエメラルドグリーンの穏やかな瞳を持つ。 「僕は、ピオニア=ブロスタルというものです。以後お見知りおきを。」 人当たりのいい、穏やかな好青年。 容姿端麗かつ文武両道と評される才能の持ち主だが、本人は常に謙虚。 育ちの良さ故か少し浮世離れしており、天然な一面も持つ。 「ブロスタルって呼ばれると、会社にいるみたいで落ち着かないから…よかったら、気軽にピオニアって呼んで。」 彼の曾祖父が立ち上げ、代々その長男が社長を務めてきた総合商社“ブロスタルカンパニー”の4代目代表取締役社長。 その穏やかな性格ゆえに部下からは慕われているらしく、社会的信用も高い。 「クラシックが大好きなんだ…小さい頃に発表会で弾いたチャルダッシュを、妹に褒めてもらったときから…」 幼少の頃、習い事の一つとしてバイオリン教室に通っていた経験があり、それをきっかけとしてクラシックを愛するようになった。 趣味の範疇を超えないとも語っているが、自分の作った曲を残したいとも考えているらしい。 「失敗するのが…怖いんだ」 天然な面や、音楽や家族について語ると止まらない一面なども持つが、変わり者揃いのこのアトリエにおいて、彼は常識的であるように見える。 「いや…怖いのは、失敗することそれ自体だけじゃない…」 しかし、彼もまた変わり者の一人である。 「『失敗すること』そのものじゃない!『失敗することを想像してしまう自分』それ自体が!恐ろしくて…恐ろしくて怖くて堪らない!!」 彼の「変わりたい」こと…それは、「失敗する自分を想像してしまう」ことだ。 「完成直前のキャンバスに、ぐちゃぐちゃに絵の具を溢してしまう想像。いざ出来上がった小説が、誰もに酷評されてしまう想像。最後の盛り上がりの演奏で…突然手が動かなくなる想像。 あなたたちにも…そんな想像をしてしまうことが、多少なりともあるかもしれない…。…でも…僕のネガティブな想像は、皆のようにどこかで留まることを知らず、どんどん広がってしまう…!」 彼が人生において大きな失敗をしたことはない。 彼の想像する大きな失敗が実際に起こったことはない。 しかし、なぜかどうしても「失敗する自分」を想像してしまうことをやめられない上、一度考え始めると自分では止めることができない。 それゆえに、大きな選択を躊躇ってしまう…それが、一つの会社を率いるものとして非常に大きな欠点であることを彼は自覚していた。 「だからこそ…僕はここに来たんだ。心配しないで済むように…心配されずに済むように。」