主人公:白石 蒼空(しらいし そら) ヒロイン:月島 心春(つきしま こはる) 蒼空の幼馴染で大親友:黒川 蓮(くろかわ れん) 心春の幼馴染で大親友:水瀬 莉子(みなせ りこ) ※サムネはAIで作った ※このサムネめっちゃ良くない? ※感想はコメント欄によろしく〜
第2話「少しだけ変わった帰り道」 4人で歩く帰り道は、思っていたよりにぎやかだった。 「蒼空ってさ、ゲーム好きなんでしょ?」 前を歩いていた水瀬莉子が振り返る。 「まあ、うん」 「どんなのやってるの?」 「対戦とか、いろいろ」 「へー、なんか強そう」 「普通」 その一言に、黒川蓮がすぐに反応する。 「いや普通じゃねーよ。昨日ボコられたし」 「それお前が突っ込んできすぎ」 「は?」 「ちょっと、二人とも落ち着いて」 月島心春がやさしく止めると、不思議と空気がやわらぐ。 「でもさ、こうやってみんなで帰るの、なんかいいよね」 莉子が笑う。 「青春って感じしない?」 「急に何言ってんだよ」 蓮は笑うが―― (……たしかに) 蒼空は少しだけ空を見上げた。 次の日の放課後。 「ねえ、今日も一緒に帰ろうよ!」 莉子が明るく言う。 「また?」 蓮が少し驚く。 「いいじゃん、楽しかったし」 その横で、心春が少しだけ遠慮がちに言った。 「迷惑じゃなかったら、だけど……」 蒼空は一瞬考える。 昨日はたまたま。 でも―― (……悪くなかったな) 「……いいよ」 その一言に、心春の表情が少し明るくなった。 帰り道。 昨日より、少しだけ距離が近い。 「蒼空」 隣にいた心春が小さく声をかける。 「昨日、ありがとう。楽しかった」 「……別に」 短く答えながら、蒼空は少しだけ視線をそらした。 (……俺も、楽しかった) そのとき。 「おーい!何二人でいい感じになってんのー?」 莉子の声に、蓮も笑う。 「なってねえよ」 少しだけ騒がしくて、でもどこか心地いい帰り道。 昨日よりほんの少しだけ、 この時間が特別に感じられた。