むかしむかし、まだ世界が生まれたばかりのころ。 たいようとつきが、この世にあらわれました。 たいようは「うみだすもの」、つきは「こわすもの」をつかさどっておりました。 けれども、たいようの力はとても大きく、つきのからだはまだ未完成で、どこか欠けていたといわれています。 あるとき、たいようは大きな力をふるい、地球をつくり、自然をめぐらせ、人間を生み出しました。 しかしその代わりに、大切な片目を失ってしまったのです。 そのころから、つきのからだは少しずつ満ちていきました。 たいようが力を失うたびに、つきは力を増していったのです。 それは、あふれすぎた命のバランスを正すためだといわれています。 つきは、たいようにこれ以上力を使ってほしくありませんでした。 けれどたいようは、人間たちにすがられ、使われ続けました。 そのたびに、たいようはうでを失い、つばさを失い、ついにはことばまでも失ってしまいました。 それを見たつきは、ついに怒り、空から星を降らせたといいます。 けれども人間は愚かで、何度も争いをくり返し、何度もたいようにすがり、何度もつきの怒りにふれました。 やがて、つきの歯車はその役目を終え、静かに朽ちていきました。 そしてたいようは、残された翼でその姿をおおい、ひっそりと隠れてしまったのです。 こうして世界は終わりを迎え、今の静けさだけが残ったのだとさ。 おしまい。
制作協力:@akebi-yamane ChatGPT サムネクソ雑で御免