名前:リオン・レアフィルム 年齢:22 性別:♂ 「──それで、この地域で一揆が起きてるの?原因は…領主の圧政か。その領主を王都に連行して。沙汰は…そうだな。こんなありえない税率は領主として不適格だから、解雇して左指の一本もらってきて。燃やすから」 そう言って、彼はこの話を終わりにする。 ───素晴らしい即断即決と、言わざるをえない。 普通は、犯罪の処理には時間と手続きがかかる。まして領主の悪行となれば尚更だ。一般人には裁ける権利がなく、財産ある領主からの賄賂などの危険も考えると、国直属のものが処遇を決めるのが最善手。 そしてそんな最善手をぶっ壊す国王自らの判決、それは国王の即断即決が正しいからこそ成り立つ。そして、国王の決めたことに周囲が従うのは、国王の人間性と能力への信頼があってこそ。 つまり、この国王は王として考えうる限り最高といえる。 「…ん、どうかした?僕の顔をじっと見て。何か言いたいことでもあるの、レフィ」 そしてその王当人はその自覚がない。それだけが、少し残念なことだ、と思う。 レフィ・ラゼルドは、8年ほど前からレアフィルム国の官邸に勤務し、王子の直属の執事を任されてきた人間。 多分、周囲からは有能だと認識されていると思うが。 「…いえ、なんでもございません。さすが王は、正しい判断を下されるな、と」 きっとこの王には、到底敵わない。 今の発言は、紛れもなく本心だった。 「お世辞?やめてよね。 ──僕は、ただ兄たちの模倣に過ぎない。まだまだ半端者だよ」 「──。そんなことはありません。貴方は、今までで類を見られないほど十分に才能を発揮してらっしゃる。きっと、お兄様…先代様たちも満足しておられると思います」 「まったく…お世辞はやめろって言ったばかりなのに」 額を抑えてやれやれとばかりにため息をつくその姿、それは彼自身の才能からは想像もできないような、疲れが滲んでいた。たった1人で国中の政治を行う、それだけではこの疲れは出せない。 「ときに、レフィ」 「何でございましょう、国王様」 「───。2人きりのときはリオンでいいってば。忘れたの?…それはそれとして」 彼の目が冷酷に見えたのは、自分の腹立たしさが勝手に補完しているのか。 「君は、レフィじゃないね」 「────」 動揺を顔に出さなかっただけ、褒めてもらいたい。 「…何のことでございましょう。私は、何も」 「演技も上手なんだね、驚きだなぁ。単純な話だよ。 ───君は、この国の人間じゃないから」 「またご冗談を。私は、頭のてっぺんから爪の先まで、レアフィルム国に染まっております」 「染まってるってことは、最初は違う色だったってことだよね」 「……」 何も言わない。言えない。今のは完全なる失言だった。 でも、まだ。まだ、繕える。 笑顔を作る。とぼける。精一杯、装う。 ───装って繕っただけのもの、目の前の王が1番嫌いなものだというのに。 「まぁ、仕草とか口調とか、色々怪しいところはあったんだけど…君はさっき、僕の兄を先代と言ったね」 「ええ、言いました。貴方のお兄様は、大変ご立派に、国王として素晴らしい働きを──」 「兄は、国王じゃなかった」 「────」 「兄は、国王になる前に死んじゃったからさ。 ───官邸に入るなら、知ってて当然だよね」 まだ、まだ、まだ。 「…いえ、私は、お兄様を国王のように働いていたと、比喩としてその素晴らしさを表現したまで。決して、お兄様のことを知らずに仰っていたわけでは──」 「それに」 「─────」 「君、さっき僕のこと国王様って呼んだよね。でも、2人きりの時はそんな建前から外れていい…これも、だいぶ前に前言った通りだよ。忘れる、なんてことはないよね。ずっと前からこうだし、レフィは有能だから」 「それは…申し訳ございません、私がすっかり忘れてしまいました」 「話は最後まで聞く。さらに、君は、敬語の端々がなってない。今、自分の行動を仰るって言ったけど、仰るは他者の行動を飾る言葉だ。なんでもございませんも、敬語のつもりかな。浅はかでしかないけど。 敬語を疎かにする…それは、明確な侮辱だ」 「───っ」 繕えると、思ったほうが馬鹿だった。 この賢い王相手に、半端な言い逃れは通用しない。 「…いつから、見破ってやがったんです?」 「さあ?数日前から、かな?」 「潜入直後じゃないですかい。それだけ前なら、さっさとやってしまえばよかったんでしょうに、損な御方だ」 「泳がせようとは思ってたけど…少し前に、僕が仕事してたのを邪魔したのは、本当に腹立たしかったから。───出し抜くまでは、殺せないなって」 そんな理由で、自分は泳がされたのだと。 ──許せるわけがない。 「そんなにぷりぷりしないでって。…本物のレフィは?」 「今頃、土の下ですよ。それはそれは弱かった」 「まさか、殺し切れてないでしょ。レフィが半端な組織の人間なんかに遅れをとるわけがない。レアフィルム国直属の人間だよ?深手は負ってるかもだけど」 「へえ、舐められたものだ。でも、それなら──」 舌を出す賢王、その顔に苦笑を返し話題転換を装いつつ、常に隠し持っていた暗器を投じる───、 「備えてないと思った?」 それが、唐突に部屋に入り込んだ屈強な用心棒たちに阻まれ、取り押さえられた。 「なっ」 動けない。なす術などない。否応なしに、遠ざけられる。 何か言い返してやりたくても、それは扉の閉じる音と共に、途絶えて。 あの憎らしい顔に、悪罵もできなかった。 --- 「はあ、疲れた。なんで裏切り者を処罰するためだけに、こんな小芝居を…って、僕がやりたかっただけなんだけどさ」 「でも、レフィはすでに見つかってるのに、やっぱり治療が遅れてるのかな。深手を負ってる…これは、推測でも何でもない。カッコつけちゃったな」 「それもこれも、兄様たちの遺志を継ぐため。 …僕が多少疲れたからって、休んではられないよ」
背景、手抜きっすよね。すんません。 どーも、モチベ無さすぎて服のデザインが行き当たりばったりなすぴかです。そして、モチベ無さすぎて猫改造の投稿頻度が落ちてるすぴかです。 さらに、モチベあってもテスト期間と英検で投稿頻度がさらに落ちそうなすぴかでもあります。なんなら、近いうちに引退活休するすぴかも掛け持ち中です(???) でも髪は割と気に入っております。かわいくね? 女の子に見えたらすみません。男の子です。リオンくんです。 垂れ眉じゃなくて垂れ目です。 あ、上の小説(?)に出てきた奴はマジで設定とは関係もないです。ただ、小説書きてえなってなって出しただけの人です。設定も何もないです。レフィは、彼の幼少期に仕事を邪魔してた側の人間かなとは思ってますが。 モチベがないため、普通に上の小説は出来は悪いです。 青色に黄目の組み合わせはランプくんと同じですが…全く違う子になりましたね。猫改造の不思議。 ちなみに、一応ちゃんとした猫改造として出すのはこの子が最後のつもりでしたが…添削とか、やりたいリメイクとかもあって、もうちょっと続きます。最後までお付き合いいただければ。 あと…猫改造も、出すかも。ってか多分一個は出します …って言ってましたが、龍虎杯で一個出します。 お楽しみに。 火の粉: @pandakun7 さん