えぇ、なぜかサムネが保存できないバグが発生 (たぶんポータブルWi-Fiだからだけどね) 没ネタ供養回第二弾作りました https://scratch.mit.edu/projects/1305740040/ 灰の王の研究 何とかアフトロネ岬の遺品を持ち帰ることができた。この灰の王について書かれた書物は特に興味深い。私が机に書物を広げると、シャラゴさんがドアを蹴って入ってきた。全く、シャラゴさんは礼儀が悪い。 「ノックくらいしてくださいよ。」 「セドリック、また研究しているのか。」 「別に良いじゃないですか。」 シャラゴさんはやや怒っているような表情をして、話題を変えた。 「そんなことはどうでも良い。お前、アフトロネ岬の遺品を部屋に持ち込んでいないだろうな。ソルディアが受け取った遺品の数と、私たちが拾った遺品の数が合わないそうだ。」 「えっ!?そ、そんなことぉ、ある訳無いじゃないですか。私も生活費に困っていますし、報酬の額が減るようなことはしませんよ。」 「そうか。まぁ、嘘をついていた場合、どうなるかは分かっているな。」 「は、はい...」 皆さんの前で遺品を隠してたなんて言ったら、絶対大変なことになるに決まっている。どうにかして隠さないといけない。 「言うなら今のうちだぞ。」 「すみません!隠し持っていました!」 「...。どうしてだ?」 「皆さんに研究で私の実力を知ってもらいたく、つい部屋に持ち込んでしまいました!...まぁ、一番の理由は面白そうだったからですけど...。とにかく、私の力を示したくて部屋に持ち込んでしまいました。」 シャラゴさんすみません!これで何とか許してもらえないでしょうか...。 「なぜそんなことを隠す必要が...まぁ良い。このことは秘密にしておこう。」 「...!!ありがとうござ...」 「ただし!嘘が見破られても私は一切責任を取らないからな。」 「なんですと!?そ、そんな、私は...」 「黙れ。」 取り返しのつかないことになってしまった。しかしこの程度で万策尽きたわけではない。おそらく...大丈夫ではありませんが。あぁどうしよう、これは皆さんの生活に関わることですし、絶対怒られるだけじゃすまないだろうなぁ。仕方ない、毒を食らわば皿までと言うし、研究しよう。後のことが怖いけれど。 灰の王、清浄の火をめぐり勃発した火炎戦争の戦死した英雄たちの無念、恨みなどが集まってできた王。それは人や獣などに形を変え、世界を呪い、冷たい霧で包んだ。灰の王を殺すには、ノルエーム結晶洞窟の湧き水から作られる『呪血浄化の聖杯』と呼ばれるものを、直剣に塗り、その直剣を神殿の儀式で神聖な力を宿し、『弔いの剣』を作らなければほとんど灰の王を殺すことはできない。灰の王は長期戦になるほどこちら側が不利になるからだ。弔いの剣は神殿に何本か保管されているが、それらは死者を墓に埋葬するときに毎回使われているため、灰の王を簡単に殺すほどの力は残っていないだろう。もう一つ灰の王を殺す方法がある。もう一つの方法は自分の力で殺すことだ。しかし、この方法は現実的ではない。弔いの剣を作る方が良いだろう。 その後も私はその遺品を読み続けた。 なるほど、よく分かりませんね。しかし、灰の王は人の無念と恨みなどでできているというのが気になる。レジェールさんは家族と村の住民を殺されたという滅びの刃に対する恨みがあるから、レジェールさんもいつかは灰の王になるのだろうか...いや、私には仲間を殺すことなんて到底できない。このことは今は考えないようにしよう。それに、灰の王を狩る人が灰の王になることはないだろうし。早速に報告に行こう。 会議室に入るとそこには私を恐ろしい目で睨む皆さんが椅子に座っていた。 「ひぃっ!!」 「お前か、アフトロネ岬の遺品を隠したのは。」 「シャラゴの嬢ちゃんから聞いたで、セドリックが隠し持っていたぞってなぁ。」 「やっと少し信用できるようになったのにな。残念だ。」 「えっ、いや、その...」 「問答無用!自室で反省しなさい!」 「すっ、すみませんでした!!」 私はラフレスさんに担がれて、自室の椅子に縄で縛られた。遺品を隠し持っているんだった。完全に忘れていた。遺品なんて部屋に持ち込むんじゃなかった...。ドアの隙間からは、縛られている私を見て笑っているシャラゴさんと、少し心配そうな顔をしたレオナールさんの姿が見えた。しかし、あまり怒ることがないレナさんにまで怒られるとは...明日しっかり謝ろう。
曲は昔作った曲を使ってます オリジナルの小説です