首全梟とは俺のアイコンにもなってるかわいいかわいいオリジナルキャラクターです。 不気味なキャラって考えれば止まらねぇよな 新しいシリーズとして異形話でも作ろうかな。短編小説だけど異形の話をかこうかな。 語句 首全梟(しゅぜんきょう) 梟掌町(きょうしょうちょう) 梟されて(さらされて) 梟(ふくろう) 嘴(くちばし) 兎田(とだ) 豆知識(ネタバレ注意) ・梟は昔、ミミズクと呼ばれていて、「三木」にはミミズクという意味があります。小鳥、兎は両方梟の獲物として上がります。 ・17(イタリア): ローマ数字の「XVII」を並べ替えると「VIXI」となり、ラテン語で「私は生きた(=今は死んでいる)」という意味になるため、イタリアでは非常に嫌われます。Gooより。だから170円にしたんね。
<首全梟> この街、梟掌町は世界で一番平和とまで言われる街だ。しかし、その裏にはこんな伝説があるからだという。 かつて、この街は東村と呼ばれ、今では考えられないほど犯罪に染まっていた。 しかし、ある時から色々な家の前にその地主の首がドアの左側に木の枝に突き刺され、梟されていた。 その家を確認すると盗まれた金品や米、壺などがあったという。この事件が何件もおき、いずれ犯罪はなくなり、この村は何者かによって支配されていた。 俺の爺ちゃんは死に際にこう語った。 「この地にいる限り、盗みはするな。いや、犯罪をするな。絶対にだ。」 俺はその言葉に対し「当たり前だ」という感情しか湧かなかった。犯罪をするな?俺を何だと思っているのだ。爺ちゃんの言葉をあまり理解することができず、母に訊いてみた。すると、 「お父さんは、昔、異様に首の長い梟を見てしまったそうなの。それは、隣の家の人の首を嘴に咥えて...いや、もうだめね。忘れてちょうだい。お父さん、私にも毎日のようにそう言ってきてさ、多分、疲れてるんだよ。」 俺はその言葉が忘れられなかった。 嘘だっていうことはわかってる。 ただ、子供のおれにはとても印象に残るものだった。 あるとき、学校にて。 「おい兎田。隣のクラスに三木いるだろ?あいつ、家が金持ちなんだとよ。どうよ。財布。盗んでみねぇか?」 俺は迷わず答えた。 「いいな。それ。でも盗むだけはじゃつまんねぇから奪い取るでいいんじゃねぇか?」 「じゃあ今日の放課後体育倉庫裏に呼んどく。」 「頼んだぞ。おい、次は移動教室だ。早くいくぞ。」 放課後、三木はのこのことやってきた。 「どうしたの...?小鳥くんと...兎田くん...だよね?」 「...俺の名前も覚えてくれないのか。ひどいなぁ。」 続けて小鳥が言う。 「俺らさ、金に困ってんだよね。ちょっくら貸してくんね?」 三木は細い声で返す。 「...駄目だよ...お金の貸し借りはさ...親からもらえばいいじゃん。」 「うるせぇ。お前金持ってんだろ。早くよこせよ!」 俺が腹に一発殴る。 「おい兎田。顔はやめろよ。足がついちまう。」 そういうと小鳥は横腹にフックを入れた。 三木は倒れちまった。 「おい...やりすぎだろ。」 「こんくらいでいいんだよ。もういい。盗んでどっかいくぞ。」 そういうと小鳥は耳元に小さくささやいた。 「他言したらこんだけじゃすまねぇからな。」 夜_。 「明日の宿題は少ないからな。よかった。」 そのとき、「ピーンポーン...」と、チャイムが鳴った。 母が出たそうで、こんな夜中に誰が来たのか訊いてみると、 「大丈夫。郵便の方よ。」 そういえば俺がなんか頼んだっけな。 ま、いいや。 翌日。小鳥はこなかった。先生は風邪と言っていた。まぁこんな時期だしな。流行るのも無理はない。今日は一人でのんびりすごすとするか。 夜。郵便はまた現れた。母となにか話しているそうだが、詳しくは聞こえなかった。 翌日、小鳥は来てくれた。やっぱ相棒がいないとつまらないんだわ。訊いてみると「突然の体調不良」だそう。まぁ一日で治るんならさぼりかもしれんが。楽しければどうでもいい。 夜。俺はジュースを買いに近くの自販機まで向かった。しっかりお金を持って、しっかり戸締りをした。夜とは言え、気を付けなければな。 「...170円か...あ、足りないや...戻るか...」 ...?家の前に何か立ってるな。また郵便のやつか? ドアは開いているし母と話している。きっとそうだ。 そのとき、 郵便やつがこちらを振り向いた。 その姿は不気味だった。首の骨がないのか? 目は全く動いておらず、じっとこっちを見つめてきた。そこで、母が言う。 「あんたが悪いんだよ...そんな子だとは...思わなかった。」 何のことだ...?何をした...? 「...こちらを見てください。」 郵便のやつがそういう。奴が持つ段ボールの中には 小鳥の生首があった。 俺は叫ぼうとしたが叫べなかった。 声が出ない。足が動かない。 「小さいものは、少しだけ猶予を与える。でも、もう終わりだ」 そういうと奴の顔はフクロウの様に毛が生え、体は小さくなったが、首が異様に長い。 その時に、昔爺ちゃんが言ってたことを思い出した。 後悔。頭によぎる。 俺は最後まで動けなかった。 俺の視界の左で、何かが動いた。