終末戦争〜ラストダンス〜 スピンオフ 貪り食う物〜ディヴァウアー〜 第一話 ――――――――――――――――――――――――― 「…檻中りお、そして貪り食う物(ディヴァウアー)…か」 ………………………………………………………………… 今この世は戦争中だ。ネラム国、ヴィルム帝国そして俺が生まれたリアス国。そんな中リアス国隊長を務めているのがこの俺、檻中りおだ。俺の任務は主に潜入調査。隠密行動が突出してできるのはもちろんだが、それ以外が駄目なのもあるかもしれない。ちなみに仕事はイナリにほぼ任せている。 今日もいつも通りの任務…のはずだった。 「今回の任務は…ネラム国内で行われている極秘の計画の内容を盗めか。極秘…?少し気になるな」 兵器系なのか、もしくは生態…?どちらにせよ敵国の情報を把握するのは重要だ。そう心で呟きながら自分の部屋へ戻る。任務の支度を進めていくと突然部屋をノックされた。 「入っていいぞ」 その言葉と同時に一人の男が入ってきた。 「失礼します。隊長、今回はネラム国へ任務ですか?」 リアス国副隊長のえおぴくがそう言った。 「ああ、遠出は嫌なんだが今回に至っては仕方がない。 "極秘"の計画だ。相当の警備をしているのだろう。」 「大変ですね…まぁこっちのことは任せてください!」 自信ありげにえおぴくが言う。 「そうだな。そっちは任せたぞ。えおぴく」 「はい!」 あいつは大きな声で返事をしてこの部屋を出ていった。 あいつはいつも通りだな。と思いながら再び支度を始める。出発は今日の夜だ。先に寝ておこう。俺はベッドに向かった。 ――――――――――――――――――――――――― 太陽が沈み人々が眠りにつく時間。そんな闇の中を移動する一人の影。 「嫌な予感がするな…当たらなければいいが…」 そしてもう一人、闇から逃げる囚われの者。 「ハァ‥ハァ…逃げなきゃ、誰かに‥助けを…」 ――――――――――――――――――――――――― 闇からは逃げられない もしもお前が闇を拒むのなら 闇はお前を飲み込むだろう 光には追いつけない もしもお前が光を求めるなら 光はお前を拒むだろう もしもお前がすべてを受け入れるのなら ■◇□◆はお前を救うだろう