*前書きは省略します* レ「じゃあ要するに、このなんか動く赤いのは生き物ってこと?」 メ「そういうことになりますね〜…」 レアンとメハダは件の赤い液体についての結論を出していた。 メ「詳しく説明しますね。この液体が自由に動けるのは、中に大量の微生物…アメーバがいるからなんです。で、このアメーバは勝手に行きたいところに行ってるわけじゃありません」 レ「ふーん」 メ「オルタナの液晶の特性はご存知ですね?あれらは生物の脳波、つまり意思によって色を変えます。で、このアメーバの細胞の中にはその液に非常に近い成分の液体が入ってます」 レ「へーえ?」 メ「色は赤っぽく見えますが、実際は我々の脳波に反応し僅かに色を変えています。そしてアメーバはその色の変化に反応して動きます。つまり、この液体の近くで驚いたり、興味を持ったりするとアメーバがそれに反応し、液体がひとりでに動いているように見える…というわけです」 レ「zzz」 メ「これ、上手く応用すればマンガに出てくる魔法使いみたいに自由自在にインクを操ることも…って、聞いてます?」 レ「んにゃ、聞いてる聞いてる」 メハダの話が長すぎて半ば聞き飛ばしていたが、概ね理解はできた。 レアンは試験管に入れた赤い液体を見た。 液体は試験管の中で這いずるように蠢いている。 言われてみれば、その動きは生き物のソレに近いかもしれない。 レ「じゃ、これはただのちょっと珍しい独特な生き物で、怪奇現象でもなんでもないってことね。赤い鳥とか騒いでたのがバカバカしくなってきたわ」 メ「うーん、そうとも言えませんよ?この生物、食事を全くしないので数日で死んでしまうと思うんです。分裂等の繁殖行動も見られませんし、何処から来たのか全く分からないんですよね…」 レ「つまりどういうこと?」 メ「この液体は誰かが人為的に造り出したものなんじゃないかってことです それが赤い鳥に関連してるとは言い切れませんが」 レ「謎が謎を呼ぶってこのことね〜…まだカメラ仕掛けてある?」 メ「ありますよ まだ一応チェックは続けましょうか」 結局、赤い鳥が何なのかは液体を調べても分からなかった。 レアンは寝転んでオルタナの作り物の空を見上げた。 毎日、全く同じ景色を映し出すだけの退屈な空。鳥なんか飛んでいるはずもない。 視界の端で何かが飛んでいるのが見えたのも、気のせいに違いない。 続く あとがき 前書きが邪魔に感じたので、今後はあとがきで色々と語らせてもらいます。() どうも、ロアです。 少しずつですが展開が進んで来ました。読者の皆さんを退屈させないように頑張ります。 このアメーバ設定はこじつけでもヤケクソでもなく、構想段階からずっとこうしようと思って進めて来たものです。スプラって、ギリ現実でも有り得そうな科学理論が沢山出てきますよね。こういうの大好きで、いつかそんな設定を考えてみたいと思ってたので、今回この話を書けてとても嬉しいです。 徐々に赤い鳥の正体に迫っていくので、今後も読んで頂けたら飛んで喜びます。 それではまた次回で。
イラストはうp主初のアイビスペイント作品です 原作…splatoon3 曲…甘茶の音楽工房(たぶん) 次回 まだないお⭐︎ 前回 https://scratch.mit.edu/projects/1264076652