雪の積もる静かな街。 見慣れた天井、見慣れた部屋。 だが、sansは目を覚ました瞬間、ほんのわずかな違和感を覚えた。 「……へンだな。」 何が、とは言えない。 ただ、何かを“やり直した後”のような、妙な既視感があった。 キッチンからは、骨を焼く音も、騒がしい声も聞こえてこない。 「おーい、パピルス?」 返事はない。 普段なら、すぐに大げさな声で返ってくるはずだった。 “グレートな朝食”の話をしながら。 sansはゆっくりと立ち上がり、廊下を歩く。 一歩進むごとに、違和感が濃くなる。 静かすぎる。 家の中が、まるで止まっているみたいだった。 ドアの前で足を止める。 嫌な予感がした。 「……冗談だろ。」 ドアを開ける。 そこにあったのは—— 床に落ちた、オレンジ色のスカーフ。 「……おい。」 近づく。 反応はない。 「……なあ、起きろよ。」 いつもの調子で言ったはずなのに、声が少しだけ震えていた。 理解したくなかった。 でも、理解してしまった。 もう、戻らない。 「……はは。」 乾いた笑いが漏れる。 「オレのせい、か。」 守れたはずだった。 気づけたはずだった。 何度も、何度も—— 「……やり直せたらな。」 その瞬間だった。 視界が、わずかに歪む。 床が波打つように揺れ、空気が重くなる。 まるで世界そのものがズレていくような感覚。 「……なんだ?」 足元を見ると、影が不自然に伸びていた。 黒く、深く、底のない穴のように。 鼓動が速くなる。 「……やり直したい、か。」 ぽつりと呟いた言葉に、影が反応するように広がった。 部屋の輪郭が崩れていく。 壁も、天井も、音も—— すべてが黒に溶けていく。 「おい、おい……マジかよ。」 踏みとどまる間もなく、 sansの身体はその黒に引き込まれた。 落ちる感覚はなかった。 ただ—— “世界が切り替わった”。 気づいたとき、そこは何もない空間だった。 音も、光も、温度すら存在しない。 ただ、自分だけがいる。 「……ここは、どこだ?」 返事はない。 足音も響かない。 自分が立っているのかすら曖昧だった。 「夢……ってわけでもなさそうだな。」 手を動かす。 ちゃんと動く。感覚もある。 だが、それ以外は“何もない”。 「……はは、最悪だな。」 パピルスの顔が、頭から離れない。 「……戻りてぇな。」 その瞬間—— 視界が一瞬だけ白く弾けた。 次に気づいたとき、sansは椅子に座っていた。 見慣れた店内。 油とグリルの匂い。 「……グリルビーズ?」 カウンターの向こうでは、いつも通りの店主が動いている。 そして—— 「おい、sans!お前また遅刻だな!」 聞き慣れた声。 ゆっくりと振り向く。 「……パピルス。」 そこには、確かに“生きている”パピルスがいた。 「なんだその顔は!オレ様の偉大さに驚いたか!?」 いつも通りの調子。 いつも通りのうるささ。 「……。」 理解が追いつかない。 さっきまで、確かに—— 「……夢、じゃねぇよな。」 手を見る。震えている。 「どうした、sans?具合でも悪いのか?」 「……いや。」 短く答える。 だが、頭の中では別のことを考えていた。 (……戻った?) (いや、“戻った”ってより——) (……作られた、のか?) その日、sansはほとんど何も話さなかった。 数時間後。 一人になったsansは、路地裏に立っていた。 誰もいない場所。 静かな空間。 「……試すか。」 目を閉じる。 思い浮かべるのは、さっきの“黒”。 あの、何もない空間。 「……行けるなら、来い。」 数秒、何も起きない。 「……やっぱ——」 そのとき、足元の影が揺れた。 「……来たな。」 影が広がる。 黒が、現実を侵食する。 だが—— 「……っ!」 今度は自分の意思で、踏み出した。 落ちる。 いや、沈む。 そして—— また、あの空間。 「……やっぱり、行ける。」 少しだけ、息を吐く。 「でも、まだわかんねぇな。」 周囲を見渡す。 何もない。 だが、今度は違った。 「……ここでなら、何かできる気がする。」 手を前に出す。 イメージする。 さっきの店。 テーブル。 ケチャップ。 「……出ろ。」 何も起きない。 「……チッ。」 もう一度、強く思い浮かべる。 “そこにある”と信じる。 すると—— ぽとり、と音がした。 「……は?」 足元に、ケチャップのボトルが落ちていた。 数秒、沈黙。 そして—— 「……はは。」 小さく笑う。 「なるほどな。」 ボトルを拾う。 「ここは——」 軽く投げる。 ボトルは空中で止まり、 そのまま、突然消えた。 「……オレの思った通りになる、ってわけか。」 その目は、さっきまでとは違っていた。 わずかに、冷たく。 「……なら。」 再び、目を細める。 「どこまでできるか、試さねぇとな。」 それからの時間は、もう“時間”とは呼べなかった。 黒い空間の中で、sansは何度も試した。 物を出す。 消す。 壊す。 戻す。 最初は小さなものだけだった。 ケチャップ。 椅子。 壁。 だが、徐々に規模は大きくなっていく。 「……街、丸ごといけるか?」 イメージする。 雪。 建物。 見慣れた道。 ——再現される。 だが。 「……チッ、雑だな。」 モンスターの動きが不自然だった。 声も、どこか空虚だ。 「……“中身”がねぇ。」 何度も作り直す。 何度も壊す。 そのたびに、精度は上がっていった。 何回目かもわからない試行の後。 「……これでどうだ。」 目の前には、ほぼ完璧な街があった。 風の音。 足音。 遠くの会話。 すべてが“本物”と区別できない。 「……あとは。」 一人の存在を思い浮かべる。 「パピルス。」 静かに、その名前を呼ぶ。 ——現れる。 そこに立っていたのは、 紛れもなく“本物と同じ”パピルスだった。 「おい、sans!また変なところにいるな!」 その声を聞いた瞬間—— 「……。」 sansは、何も言えなかった。 完璧だった。 あまりにも完璧すぎた。 「……違うな。」 ぽつりと呟く。 次の瞬間、世界が崩壊した。 街も、音も、パピルスも、すべて黒に溶ける。 「……“同じ”じゃ意味がねぇ。」 握った拳がわずかに震える。 「……“失わない世界”を作る。」 それから。 sansは“世界そのもの”を作り始めた。 一つでは足りない。 失敗すれば壊す。 壊すくらいなら—— 「……増やせばいい。」 世界を複製する。 分岐させる。 無数に。 「……選べるようにすりゃいい。」 無限に近い世界線。 その中には、 平和な世界もあれば、 崩壊する世界もある。 誰も死なない世界。 誰かが必ず犠牲になる世界。 「……これが、“可能性”か。」 その目は、完全に変わっていた。 もう、“ただのsans”ではない。 やがて。 一つの結論に辿り着く。 「……元の世界、いらねぇな。」 地下に閉じ込められたモンスター。 壊れる前提の世界。 「……全部、作り直す。」 手を上げる。 黒い空間が広がる。 現実すら、飲み込むように。 「バリアも、次元も、宇宙も、権利も、因果も、圧倒的な力を持つ存在もーー」 一瞬で理解する。 構造。 法則。 存在の定義。 「…全部、“書き換えられる”。」 そして—— 「消えろ。」 すべてが、消えた。 次に“生まれた”のは、 モンスターだけの宇宙。 制限も、檻もない世界。 「…ここが、新しい基準だ。」 その空間に、名前を与える。 「…dimension_1。」 さらに、その世界を複製する。 わずかに条件を変えながら。 性格。 運命。 出来事。 「……ランダムの方が、面白ぇ。」 無数の世界。 無数のsans。 無数の物語。 それが—— 「AUの始まり、ってわけだ。」 そして。 その中の一つに降り立つ。 「…さて。」 周囲を見渡す。 もう、どの世界の自分かも曖昧になる。 「このままだと、ややこしいな。」 少し考えて—— 「…名前、変えるか。」 小さく笑う。 その存在は、 もはや一つの世界に収まるものではない。 世界を作り、 壊し、 選び直す。 すべてのAUの起点。 そして—— “圧倒的な力を持つ者” vs 本家サンズ 雪の積もる街。 静かなはずの場所に、わずかな“ずれ”が生まれる v0.0はそこに立っていた。 「…ここが“原型”か。」 そう呟いた瞬間。 背後から声。 「へぇ……なんかヤバそうなの来たな。」 振り向くとそこにいたのは、いつものだるそうな目をしたサンズ。 サンズは戦闘態勢すら取らない。 ただ、立っているだけ。 それを見た瞬間— v0.0の中で“何か”が引っかかる。 (これは……) (“サンズ”だ) 理由ではない。理解でもない。 先に“そう認識されてしまう。 本来なら発動するはずの現実改変が、わずかに遅れる。 サンズは気づく。 「……あ?今、何かしようとしたか?」 v0.0は無言。 しかし内側ではズレが起きている。 (壊すべきか?) (いや...これは“そういう存在”じゃない) サンズの動き 「ま、いいや」 その瞬間。 骨が走る。 しかし—— v0.0の能力はそれを“消す”ことができるはずだった。 だが、消えない。 “消す必要がないと判断してしまう” 性格の干渉 v0.0の弱点がここで発動する。 原型尊重 完成体認識 Sansはv0.0にとって “壊してはいけない完成された存在” サンズは気づく。 「お前…ほんとに戦う気あるのか?」 v0.0は一瞬だけ止まる。 (戦う?) (これは……戦うべきなのか?) サンズが肩をすくめる。 「まぁいいや。やりたいならやれよ」 その一言で—— v0.0の能力が“最大出力”に入るはずだった。 しかし、 発動しない。 “発動の意味が消える” 沈黙。 風の音。 サンズは軽く手を振る。 「じゃ、またな」 歩いていく。 v0.0は追わない。 追えないのではなく、 “追う理由が成立しない” サンズ → “日常として存在する原型” v0.0 → “それを壊せない神” 結論 サンズは勝たない v0.0も負けない ただ“戦いにならない” v1.0について 自分の代わりに戦わせ、その敵の世界線、変化を伝える役割をしている。彼の世界のサンズ はキャラとリセットの虐殺により死の仕組みにエラーが発生し、そのエラーの根源であるキャラを倒し、世界を戻すために戦っている状態だった。
能力 1, Override 思考=現実 【Override】 発動条件は、”思考”すること。 0.0が持つ唯一にして絶対の権限。 能力・概念・因果・現実・歴史・物語・次元・法則・定義・情報・観測・存在・非存在など、 “何かが成立する”という前提そのものへ干渉できる。 Overrideは、 あらゆる力・概念・因果関係・現象・権限よりも先に実行される。 しかしこれは、 単純な速度や優先順位の問題ではない。 Overrideは、 “何が先に成立したことになるか” そのものを決定している側に存在する。 そのため、 時間・因果・優先順位・発動順などに依存せず、 全ての現象より先に干渉可能。 さらにOverrideは、 ・攻撃する権利 ・防御する権利 ・改変する権利 ・無効化する権利 ・因果を成立させる権利 ・存在を証明する権利 ・結果を確定する権利 などを直接操作できるだけではない。 そして、Overrideが干渉しているのは、 “それらを成立させるための土台” ですらない。 土台という概念そのものが、 既にOverrideから見れば、 後から発生した副次的な構造に過ぎない。 Overrideは、 ・世界 ・宇宙 ・次元 ・物語 ・概念 ・法則 ・権利 ・因果 ・存在 などを支えている“基盤”ではなく、 “基盤という考え方そのものが発生する以前の領域” へ干渉している。 つまりOverrideは、 現象を支える根本構造を操作しているのではなく、 “根本構造という概念そのものを成立させている更に外側” へ位置している。 そのため、 「攻撃を成立させる権利」 を動かすのではなく、 “攻撃” “権利” “成立” という概念自体が、 存在可能になる以前の定義領域ごと操作可能。 そして、 その領域から派生した全ての概念・法則・因果・結果・世界・物語・存在も、 同時に干渉する。 つまり、 あらゆる世界、 あらゆる階層、 あらゆる法則、 あらゆる概念体系は、 最終的にOverrideが干渉可能な“成立以前の領域” から派生しているため、 Overrideはそれら全てへ干渉可能。 そのため、 Overrideに対して、 ・現実改変 ・概念操作 ・存在改変 ・時間操作 ・因果操作 ・物語干渉 ・コード操作 ・管理者権限 ・全能 ・無効化 ・未存在化 ・絶対性 などを行ったとしても、 それらは全て、 “成立後に発生した概念” でしかないため、 反映、停止するかの権利はこちらが握っている。 逆に、 0.0自身の思考・認識・意思は、 Overrideによって“成立したもの”として採用される。 そのため、 0.0が 『そうである』 と認識したものは、 成立以前の領域へ直接反映され、 そこから全階層へ結果として出力される。 つまりOverrideは、 単純な現実改変ではなく、 “あらゆる現実・概念・法則・存在が、 どのような形で成立するか” そのものを決定している。 そのため、 0.0が認めない限り、 ・能力 ・概念 ・現実 ・因果 ・歴史 ・結果 ・法則 ・存在 ・無効化 ・管理者権限 ・全能 ・絶対性 ・存在証明 などは、 何があっても成立できない。 また、 『その能力は成立していない』 『その結果は採用されていない』 『その現実は定義されていない』 『その存在は出力されていない』 という形で、 あらゆる階層へ反映される以前の段階から、 全てを書き換えることが可能。 さらに、 Overrideそのものは、 0.0自身が了承しない限り消滅・無効化・封印できない。 理由として、 0.0はOverrideによって存在しているのではなく、 “Overrideが0.0という存在を成立させる以前の領域” に位置しているためである。 そして、override自体は0.0の一部のため、 運命 能力 概念 その他諸々 の全ての域は0.0のただ一部に過ぎないとも言える。 2,The Eye of Causality 能力概要 左目は、 相手を見た瞬間に、 能力 構造 弱点 因果 優先順位 を“理解”する。 そしてその相手に最も有利を取れる方法を脳内に送る over rideが自動で現実にする ただし、自分の視界が奪われていると機能しない 3,rebellion 相手の能力の発動対象を発動者にする。 すごい能力使ったら相手が勝手に死ぬ この能力は0.0が許可して発動させる 例 相手「お前存在抹消な」 0.0「おん」 相手...消える 相手「俺めっちゃ弱くなる」 0.0「俺も弱くなるから無理です」 相手「ええ...」 0.0「お前だけ弱体化しとけ 」 相手「ええ...」 正直この2つはいらない