「リンガ・フランカ…!?」 「…誰か…われのことを呼んだかえ?」 「貴様…リンガ・フランカか!?」 「だっ、だったなんなのじゃ!!われはフランカ国の後取り、リンガ・フランカじゃ!!」 「ほう、それは興味深いの…。われは光香月家の主じゃが…」 「光香月家の主…か!?…父が…すまんの…。詫びる…」 「詫びる…とな?何故故わらわに詫びるのじゃ?」 「その言葉のまんまじゃ!!我が父フルド・フランカが勝手にそちらの国に戦を…」 「すまんで済むと思うのか?わらわは最愛の叔父も失ったのじゃ。そなたらのせいでな。…父様も母様も姉様も兄様も全員死んだ!!わらわの眼の前で居なくなった!!」 「すまんと言うておろう?そんなむきになるn…」 「このバカタレが!!!!それならばお主も体験してみれば良い!!そのリンバ・フランカというのもを失ってみれば良い!!もう二度と失いたくないのじゃ!!!!その気持がお主にはわからぬであろう!!口を開くな!!死んで光香月家に詫びろ!!」 「…そんな事を言われてわれが黙っていると思うのか………。この愚か者が!!だから悪いと言っておるであろう!!そなたの気持ちをわかろうとなんてしてないわ!!」 「じゃあ何故じゃ!!何故わらわの家族を奪った!!さぁ、答えろ!!早くしろ!!さもなくば貴様の脳天ごとぶち抜いてやるわ!!」 「黙れ!!お主、聞いてみれば心が狭いようじゃのう!!それだけの心を持ち合わせておいて主じゃと?冗談にもほどがあると思うのがのう」 「そなたこそ!!」 「何じゃ!?」 「心が狭いと言っておるのじゃ!!」 「……それでもよかろう。…本当に、本当に、すまなかった。これで許されるとは思っていない。…だからこそなんじゃ。」 「…許すことはできない。だが、3つの試練…で手を打ってやろう…。リンガ・フランカ…どうするのじゃ?」 「別に許してもらおうとはしていないと言っておろう。そんなに反省した態度を見たいのかえ?」 「受ける受けないはお主の勝手じゃがそれこそ家族を傷つけるということを忘れないことじゃな。…1時間後まで待ってやる。それまでに決めることじゃ。」 「われがそなたに指図される身ではないぞよ?それはわきまえておるのか?」 「ふん。別にどうでもいいと言うておろうが。…わらわと澄春はある者のところまで行かなければならんのじゃ。」 「何と言いたいのじゃ?」 「分かるであろう。氷華殿と奈帆という者を探してほしいのじゃ。これは試練の一環じゃ。できないとあればフランカ国の後取りと言えるかどうかじゃがな。」 「…っ!!そこまで言われる筋合いはないが…まぁ良い。お主の隣におるやつの手伝いをしてやろう。ほら、行くぞ。」 「は、はい…。分かりました」 「では澄春。行くぞい。」 「おっけー!!ほら、時と桜のところ行くよー古い友人でしょ!?」 「分かっておる。急かすな澄春。」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「羽村殿というのだろう?そなたは何故ここにいるのだ?」 「え、聞かれてもわからないんですけど…((」 「…ははは、それはそうか。まぁわれはリンガ・フランカじゃ。」 「あ、羽村…」 「知っておるぞよ。なんならこっちでも有名な医者じゃからの。」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「桜!!時!!どこじゃ!!…ここにおるというておったんじゃがなぁ」 「…ふぐっ…時…どこ…喜弓ちゃん…」 「桜か!!桜!!」 「…喜弓ちゃん!!…うわーん!!時がどっか行っちゃったのー!!」 「大丈夫じゃ。わらわも探すからの。…時…どこに行ったのかの……そうじゃ、フルヤに頼むかの。」 「フルヤ!!フルヤって犬の王様…だよね!?そんなすごいのと知り合いなの!?」 「…知り合いというか昔の友人なのじゃ。…フルヤ。参れ」 「喜弓様。なにかお呼びでしょうか。」 「時を探して参れ。もしいたらここまで連れて参れ。報酬は…そうじゃ。美味い酒にしてやろうかの。」 「それは嬉しいことですね。はい。探してまいります。 「頼むぞ。あ、そうじゃ。桜も連れて行け。双子の片割れがおらなんだ。不安で押し潰れそうじゃ。しかもまだ7という若さで迷子にならんやつがおらんじゃろう。」 「ふふ。そうゆうところはお人好しですね。」 「一言多いぞえ。ま、そうゆうところ、嫌いではないがな。」 「やめてくださいませ。姫様。」 「わらわは姫様という立場ではないのじゃ。普通の一般人じゃ。それにただついておるのが貴様らじゃろ?………なぁ、猫の神、寧々。人魚の和香。何故ずっとつけておる?」 「おお、気づいておったか〜。さすが光香月家!!」 「寧々さん、もう光香月家はないんですよ〜」 「そうじゃったか。和香。すまんの、喜弓。それはそうと、時は大丈夫なのか?」 「わからぬ。今は犬の王が探しに行っておる。」 「そうか。ならばわらもついていこうかのー!!なぁ、和香も行くじゃろう?」 「わたくしは…キユ様につこうかしら…」 「そうか!!ならばさらばだー!!」 「さようならぁ…キユ様、これからどうするのかしら?わたくしたちはどこに行きます?」 「澄春、どうしたい?」 「わ、私!?私はねぇ…喉、乾いたかも」 「乾いたんですかぁ…うーん。自動販売機でもあればいいのに…」 「あるぞよ。」 「「あっ、あるの!?」」 「ある。そこを見てみよ。」 ドンドンパー自動販売機ー!! 「…いや普通にある…売店…とかあるのかな?」 「あるんじゃないのかしら?ほら、あそこ。ビ◯グって書いてあるわよ?」 「わぁ!!本当だ!!早速買いに行こ♪…あ、でもお金、どうしよう…」 「お?二日月殿ではないか!?」 「げ…」 「げはないくないか!?」 「なんでいるの…ユイネ&アユネ…」 「何でとは失礼じゃないかしら!?!?二日月殿!!」 「あーごめーん私いま忙しいのーまたねー(棒)」 「冷たいことは言わずに…」 「わーわー悲しいよー(棒)」 「そんな棒読みで言わずとも…」 「おい、そこで何かほざいてるバカ者。まさかとは思うが、我らの恩人に何かやっているのではないのか?」 「……喜弓……時…桜…」 「澄春に何をしておる?わらは時じゃ。こっちは…」 「桜。迷惑をかけているのではないよね?いい歳して、澄春ちゃんに迷惑かけるとか、みっともなくない?」 「…お主ら、澄春になにやらちょっかいをかけているようじゃな?」 「…あんたら何!?うちらはユイネにアユネ!!澄春と同じクラスなのだけど!!」 「だったらなんという?なぁ桜。澄春に迷惑をかけているのであればどんな言い訳も聞かぬぞ?」 「そうだよね、時。ほら、そこのなんかほざいてた…何だっけ。あ、ユイネにアユネか。じゃあね。」 「じゃあねとは失礼ね!!うちらは澄春と一緒に遊びたいだけなんだけど!?」 「今は遊びとかそういう場合じゃないってわからぬのか?なぁ、桜。七歳の我たちよりも頭が悪いようだが。」 「そうだね、時。ほら、さっさと散ってくれない?」 「あららぁ?年上の方にそんな態度をとっても良いのかしらぁ??」 「良いんじゃないのかしら?」 「「人魚姫…!?」」 「あ、和香姉だ!!どうしたの、和香姉?」 「色々あったのよ。…で、ユイネにアユネって言ってたよね?」 「そ、そうよ!!ユイネにアユネよ!!!」 「ふぅん。まぁどうでもいいけど…。澄春ちゃんはどうしたい?」 「ど、どうしたいって…まぁ、二度と目の前に来てくれないと、良いなぁ…なんて。同じクラスだし。」 「出来るよ?まぁ別のクラスにするくらいだけど…。」 「え、いや。流石に、高校3年生だよ?そんな冗談なんて信じるわけない…けど」 「えー冗談じゃないのにぃ!!和香姉、出来るよね!!」 「まぁ、ね。AとBとCでしょ?」 「え、ほ、本当に、出来るの?」 「出来るよぉ!!ねぇ時に、和香姉!!」 「うん。早速やるけど…じゃ、そこの二人をCに飛ばしちゃおっか。Cの担任って鬼みたいな人なんでしょ?」 「そうだよ。めっちゃ怖いの!!」 「じゃあ決定だねぇ。じゃあ和香姉は高3になりきって同じクラスに行きなよぉ。澄春ちゃんと。」 「あ、それ良いわね。」 仲良く話す横で、ユイネとアユネはプルプル震えていた。 「…勝手に話を進めるんじゃないわ!!うちらのお父さんは弓束家の当主なのよ!!能力も受け継いでるんだから!! ふっとばしてやるわよ!!」 「出来るもんならやってみるんだな。まぁ無駄なことをするんだな。」 「…やるわよ、アユネ。」 「ええ、ユイネ。」 ビュオオオオオオ 「な、何この風の強さ…」 「あはははは!!流石に勝てないわよ!!さぁ観念しなさい!!あんたらなんて吹き飛ばしてやるわよ!!!!」 「…そんな事ができると思ったら間違いだ。」 「…っ!!誰よ!?…って犬の王!?」 「われもおるぞよ!!それで、何をしていた?われの名は寧々じゃぁ!!」 「ふん。寧々よ。なぜ自分の名を名乗っておる?」 「フルヤや。貴様には関係のないことであろう。」 「まぁよい。まぁこのことはここから家に生還できたときに弓束家に報告せねばな。」 「ちょっ、やめてよ!!この力は自分の身を守るだけに使えって言われてたの!!もし破ったことが知られたら…」 「我らにはしらぬ。破った自分が悪いのであろう?」 「ねえ、私達を助けると思って…」 「高3なのだろう?自分の身は自分で守ることくらいわからぬのかえ?」 「こればっかりはしょうがないの!!ねぇ、ねぇ!!人助けをすると思って!!」 「お主らを助けるつもりなんてサラサラない。」 「ねL…」 「いい加減にしろ!!」 「す、澄春…」 「人に迷惑をかけるなんて普通に最低!!小学生の時点で卒業しなよ!!本当に、外見は高3なのに中身は3歳児だね!!」 「っ!!そうやって調子に乗れるのも今のうちよ!!」 捨て台詞を吐いて二人は居なくなった。 「澄春ちゃん…」 「…あっ、ごめん。びっくりさせちゃった?」 「ふん。澄春の本性をしらぬとは友達の端くれにもおけぬな。」 「はぁ!?そんなことないし!!」 「ほらほら喧嘩はやめましょ?澄春ちゃん、よくやったわねぇ」 「和香さん、私もこれくらい出来るんだよ?」 「ふふ。甘く見すぎてた?」 第六話end