・・━━・・━━・・━━・・━━・・━━・・━━・・━━・━━・━ 運命の歯車は廻りだした >:) 前回: https://scratch.mit.edu/projects/1309179248/ 次回: https://scratch.mit.edu/projects/1317368836/ ・・━━・・━━・・━━・・━━・・━━・・━━・・━━・━━・━
-音楽 「RUSSIAN ROULETTE」-Staircatte様より ※語彙力がかっすかすなので 誤字や誤用があったら是非、教えてくださいな...(( 以下、本文成!! 【File#4 発見】 液体の跡は、奥へと続いていた。 逃げなければならないのに。 足は止まらない。 進み続ける。 空気が重くなり自身に伸し掛かる。 呼吸が浅くなる。 「......ねぇシエル。」 「なぁに〜?」 相変わらず軽い口振り。 「ここらへん、変だよね。」 「うん〜?」 「なにがぁ〜?」 「全部。」 それ以上言葉が出なかった。 恐怖を紛らわすための会話が、より恐怖を誘う。 説明できない違和感が胸の中で膨らんでいく。 やがて、行き止まりに突き当たる。 壁。 その中央に、壁と同色の端末が埋め込まれている。 触れると、画面がわずかに明るくなった。 数字が立ち並ぶ。 01. 02. 03. ~ 規則的に並ぶ番号が続いていく。 10. 11. 12. 「12...?。」 思わず呟く。ただの番号じゃない。 何かの手がかりには違いないだろうが、 目の前のものが何を意味するのか。 未だにはわからない。 そのとき。 「あ、見つけちゃったかぁ〜...」 背後から声がした。 確実にシエルではない、他の誰か。 ビクリと肩が跳ね、振り返る。 そこに、あの女がいた。 ここに入った時。一番最初に見た顔。 黒い服、深く被った帽子。 変わらない笑み。 他の誰でもない、にひるだ。 「見つけにくい場所だったと思ったんだけどなぁ...」 軽い口調なのに、重圧感が辺りにひしめく。 「残念!!。見つかったからには言わざるを得ないねぇ..。」 「その12って数字。管理番号ってやつさ!!」 「管理...?。」 ゆっくりと近づいてくる。 画面を覗き込み、楽しそうな口調で言う。 「ここにいる子達、全員の識別番号という所かな。」 「実験って言ったほうが分かりやすいかなぁ〜?」 くすっと笑う。 頭の中がざわつく。 さっきの部屋。あの跡。 処分という言葉。 全部が、つながり始める。 「...じゃあ。」 かすれた声で言う。 「...居なくなった人達は、お前らがやったのか?。」 女はすぐに笑った。 「正常に処理されたんだよ。」 その一言で、理解してしまった。 理解したくなかったのに。 「ここはねぇ...」 女がゆっくりと顔を上げる。 「ちゃんと管理された場所なんだよ。」 「...管理って」 場に沈黙が訪れた。 「...。」 「すまないが、私は君達とずっと、 立ち話できるほど暇ではないのでね。」 「ここらでおいとまさせてもらおうかな。」 ふと気になっていたことがある。 もしこれが、他の人に見られたらダメな物なら、 私達2人を即座にここで処理することだってできたはず。 でも彼女はそれをしなかった。なぜだろうか。 なにか私達を殺せない理由でもあるのだろうか。 考えても。シエルと話しても。 その理由が解明されることはなかった。 "見逃してくれた"という事だろうか。 その日の夜、自室で過ごした時間は、 いつもよりも長く感じれた。 【File#4 発見 終】