名前:ロミア・コメット 年齢:200歳くらい 性別:♀ 種族:ウィン族 (以下の小説はすぴか的ノアの人物像です。これからノアを作る予定の方は合わせないでくださいっていうかむしろ見ないほうがいい説ありますっていうか見ないでください↓) 「───あぁ?おい嬢ちゃん、なんでこんなところに入ってきた?ここは嬢ちゃんみてぇなガキの入る場所じゃねえよ、とっとと帰んな!」 その男は、少女に向かって手を払う。 それに対して少女は、余裕そうに鼻を鳴らした。 小柄で、美しい少女だ。 大きな目は垂れ目寄り、サラサラの髪に髪飾りを付け、ややサイズの大きいローブを必死に着ている。 見ため年齢は16歳前後──だが、その割に小柄すぎるせいで、それよりも侮られやすい。 だから、商人が行き交い大人の取引きをする場に行くとこうして年齢制限を受けることも、往々にしてあるものだった。 「…へえ?小娘にここに入る資格はないって?ええ、そうね。たしかに小娘は、ここには入れないと思うわ」 「あぁ、そうだ。だから、嬢ちゃんはさっさと家に帰───」 「私が、ただの小娘なら」 その切り返しに、男は軽く目を見開いた。 彼も気づいたはずだ。───その少女が、ただの少女には備わない、嫣然とした貫禄を纏っていたことに。 「私はロミア、将来の大商人。───二百歳のエルフ、なんて肩書をつけてもいいわね」 「───ひ」 少女───ロミアの宣言に、男の喉が小さく呻く。 ロミアは、また一段と笑みを深める。 男は、ガクガク震えながら、道を通すのであった。 「はぁ、疲れた…」 そうして強者感で場を圧倒して商場をあとにしたロミアは、強者に見合わぬ第一声で疲労を嘆いていた。 「まったく…行商人も楽じゃないわ。なんでまた、年齢制限を行く先行く先で受けるのよ」 小柄な我が身を嘆きつつ、ロミアは小さな麻袋にほくそ笑む。 その小袋には、先ほど商場で得た利益が入っていた。 「久々に大きく儲けたわね…小娘扱いされた甲斐があったわ」 別に小娘扱いはもう慣れているのでどうということでもない。腹立たしくもないわけではないが、それを我慢するのは利益が出るからである。 ロミアがこうして小娘扱いを我慢してまで商場に出入りしている理由は単純明快───物を商うことで利益を得る人種、商人だからである。 そしてその中でも、ロミアはあちこちを旅して回る行商人だ。 各地を放浪し、人と会い商品と会い、義理と人情と金と利益を追い求めし行商人生活、聞くも涙語るも涙のスペクタクルを100年追い続けた結果──常に赤字だった。 「…嫌なことを思い出したわね。いいのよ、別に!こうして利益が入ってるじゃないの、赤字なんてことはないのよ!」 別に商才がないでもないが、そもそもが不利な環境なのだ。 ───ロミアは、人ではない別種の存在として知られる、亜人である。 この世界、亜人には、特にロミアのような長耳族には根深い偏見がある。 それは100年前の魔女狩りによる、負の感情。 100年前の魔女狩りで標的になったのは、人間よりも飛び抜けて多い魔力量を操る、四つの長耳の種族。 水魔法を司るエルフと、白魔法を操るシルファ族、黒魔法を使うデリヴァン族、そして────。 「おい」 物思いに耽っていたロミアの肩を、誰かが叩いた。 「────」 さっと振り返ってそこにあったのは、男の顔だった。 俗に吊り目…というよりたぶんジト目と呼ぶべき暗い赤の瞳、跳ねた短髪、程よく鍛え上げられた大きな体躯、そう、この男は───、 「…悪いけど、どなた様かわからないわ。いったい何の用?」 「っておい、忘れたのかよ!ノアだよ!100年前まで隣の里に住んでたノア・ファウゼン!」 「……」 その名前を聞いても誰かわからず、でもどこかで聞いた名前である。と記憶を探り、引き当て、照合し───、 「…あっ!もしかして、ゴキブリに大泣きして失禁した隣の里のノア!?」 「すげぇ不本意な覚えられ方だけど、そうだよゴキブリギャン泣き小便漏らしのノアだよ!また会えて嬉しいぜ、畜生!」 「へぇ、あんたノアなの…大きくなったわね。年齢的にも見た目的にも」 「何だその親戚のばあちゃんみたいな感想。お前はまったく変わってねぇな、ミア」 そうしてしかめ面をするのは、嬉しいと言いながらまったく嬉しそうじゃない、幼馴染のノア・ファウゼン。 彼は、エルフ族である。 100年越しの再会に、ロミアと同じか少し多く歳をとっただけの彼は長命で知られるエルフ族。 「それなのに、エルフらしい美形も、多量の魔力も持ち合わせずに生まれた哀れな男…」 「不細工と魔法音痴で悪かったな!」 そして、誰よりもエルフらしくないエルフであった。 「それで?お前は最近どうなんだよ」 「どうって何よ、どうって。意図がわかりかねるわね。質問の意図がわからないため答えようがないわ、この話は終わりよ」 「とりあえず調子良くないのはわかった」 赤字だなんて言いたくないため、言葉巧みに話題を逸らしたはずが看破された。 愕然としたロミアは、反撃とばかりに気を取り直して、 「あんたこそどうなのよ。100年前から何の連絡もなかったじゃない」 「しようがねぇだろ。100年前から、…お前が生きてるか、わからなかったし」 触れていいものかどうか図りかねる、みたいなノアの態度に、しかしロミアは鼻を鳴らした。 「ばっかみたい。私が、あのことをトラウマにしてるとでも言うの?」 「足震わせて視線逸らしながら言ってちゃ説得力のかけらもねぇよ」 「まったく…そんなわけないって言ってるのに。未だに火を見るたび固まってるくらいよ」 「むしろ俺が思ってた以上にトラウマっぽいな!触れて悪かったよ!」 ロミアは鼻を鳴らした。謝られたのでよしとする。 …はて、何をよしとしたのだろうか。まあいい。 「それで?結局あんたはどうなの?」 「あー…ちょっと、色々やらかしちまってな。今、無職なんだ」 「何してんの馬鹿じゃないの!?」 「クソ、反論できねぇ。…あぁそうだよ、大馬鹿者だ」 「……」 なんだか真面目に反省していそうで、慈悲深いロミアは追求をやめる。 ───と、ノアがやたらとこちらを見てきているのに気づいた。 「…な、何よ。久々の再会で、ようやく私の美貌に気づいた?言っておくけど、あんたみたいな脛に傷がある大馬鹿者は──」 「やっぱり、そうなんだな」 「────」 「おかしいと思ってたんだよ。お前の住んでた隣の里は、エルフ族の里だと聞いていた。…なのに」 ノアが、顔──否、耳に手を伸ばしてくる。 「っ」 ロミアは、反射的に魔法───風の力を振るった。 風の力、耳、エルフの里だと聞いていた…間違いない。 ノアは、ロミアの種族を知っている。 「お前、ウィン族だな」 「────」 「お前は、長耳のエルフ族よりもさらに耳が長い。ウィン族の特徴だ。何より」 「────」 「お前は、いま風の魔法を使った。風魔法は、ウィン族の血に宿る。───そうだよな?ウィン族の生き残り、ロミア・コメット」 「───っ」 言われた。 ───ロミアは、100年前の魔女狩りで滅んだはずの、今でも存在が許されない種族、ウィン族であると。 「…だんまりか。睨むことしかできねぇのか?大したことねぇな、自称将来の大商人の弁舌」 「───。何とでも、言いなさい」 挙句、出たのは、負け惜しみのような一言だけ。 ため息をついて、 「それで?当てたから何?わかって偉いねって言われたいの?衛兵に突き出して手柄にしたいの?」 「……」 「別に何とでもしていいけどね、私はあんたより──」 「いいや、俺は今お前を突き出そうとは思ってない。───それより、悪辣な自覚は、ある」 「……っ。あんた、まさか」 こいつは、脛に傷があると言っていた。 今は、無職だとも。 「そのまさかだ。───なあ、ミア、ウィン族だって知られたくねぇよな?」 「───っ…!」 「知られたくねぇなら、俺を、用心棒として雇えよ」 ただ強請るだけでは、なかった。 なかったものの、十分最悪だ。 「…私は風魔法があるし、1人でも十分なんとかなってきたけど?」 「風魔法が禁忌であることは、知ってるやつもいる。そういう奴に見られたら、命長らえても全部おじゃんだ。まさか、そこまで頭が回ってないわけではないよな?」 図星だった。 見られたら、知られたら、本当に終わる。 「…あんた、本当に嫌な奴。クズってよく言われない?」 「言われねぇ。猫被ってっからな」 「気色悪い。あんたが猫を被っても、何も可愛くなんかならないわよ」 軽口を交えながら、トーンは真剣だ。 ここで答えを過てば、ノアは間違いなくロミアを衛兵に突き出すことも。 だから、屈することしかできなかった。 「…いいわ。雇ってあげる。そのかわり、ちゃんと仕事するのよ」 「話がわかる奴で助かるぜ。こう見えて、腕っぷしと剣の腕には自信があるんだ」 「魔法は下手くそなくせにね」 「うるせぇ」 これで、ロミアはノアを雇うことになった。形としては、完全にノアにしてやられたことになる。 ───しかし、ただやられてやるつもりはない。 「それに、私がその気になれば、いつでもあんたを口封じできるものね」 「───」 「あんたのご自慢の剣の腕と、遠くからいつでも首を切れる風の刃と、どっちの方が不利かしら。あんたの死に顔が楽しみだわ」 唖然としたノアは、やがて深々と息をつく。 そして、 「お前こそ、よく魔女だなんだって言われねぇか?」 「生憎と、その2文字には嫌な思い出があるから」 ノアは、再びため息をつく。 ───転んでもタダでは起きない不屈の根性の商人は、まるで今しがた用心棒に言われた存在のように、不敵に微笑んだのだった。
えっと中見てもらえばわかると思うんですけど…この子には、出会ったせいでお互いに生命線を握り合う羽目になる、ノアっていう相方…相棒…腐れ縁?とにかく、もっと聞こえの悪い何かがいるんですよ。 そのノアを作ってもらおうと思って。remixで、です。 あ、ちなみに作者的にはノアはガタイのいい男のつもりですが女の子でもいいですよ。苗字とか性格とかもお任せします。 誰でも何回でもいいです!やってること実質コラボみたいなもんなんで(?)、誰かとコラボしたいけど相手がいない…っていう寂しいコラボ迷子とか、最近やりたい猫改造がない…っていう題材を探す迷える子羊がいたら是非やってもらうくらいのテンション感です!すみません、修学旅行楽しみすぎて馬鹿になってます! ウィン族ってのは…エルフから分かれた種族で、エルフよりも長耳で、小柄で、種族的に数が少なくて、エルフと同じくらい長命で美形で魔力が絶大な種族、でも魔女狩りで根絶やしにされて歴史から埋没した種族ってイメージです。勝手に作りました。いや、そんな感じの種族がストーリー上どうしても必要で…() モチベがないため低クオです。 え、なんで枠線が0.5なのかって?一回0.25でしてからは1がとんでもなく太く見えてな。 この企画のいいところは、絵でも猫改造でもオリ棒でも参加できるところですね。オリ棒について詳しく知らんけど。 めっちゃどうでもいいけど、ロミアって響きがロシアに似てるよね。 上の小説での話ですけど、ノアがロミアをミアって呼んでるのが個人的にすごい好きです。