第一章 カービィ達の休日 「だ、大王様……。も、もう持てません……」 新しくできた『プププモール』。ワドルディの手には、前が見えないほど大量の荷物が抱えられていた。 「何を言ってる! これからまだ行くところがあるというのに!」 「いくらなんでも買いすぎです〜」 涙目なワドルディを見て、デデデ大王は鼻を鳴らした。 「はぁ、わかったわかった。一回休憩しよう」 そう言って、デデデはカワサキが経営している カフェに入っていった。中はパンケーキの香りで あふれていた。 「いらっしゃい!あれ!?大王じゃないですか!」 従業員のキャピィが言った。 「ご注文は?」 「俺様はパンケーキ30人前!」 「じゃあ僕はプププパフェ1つください。」 「はい。少々お待ちください。」 そう言ってキャピィは店の奥のほうに行って しまった。 しばらくすると、 「あれ?大王!」 カービィの声がした。外にカービィがいて、 窓に張り付いている。 「なにしてんの?」 といいながら店の中に入ってくるとワドルディの 隣の席に勝手に座ってきた。 まったく常識のない奴だな。とデデデが思っていると 「僕プププパフェあるだけね!」 と大声でいった。 店の奥から、カワサキの驚いた声が聞こえてきそうに なった。 しばらくして、カービィたちが食べ終えて会計を しようとしたときにカービィがあっ!と声を上げた。 「どうした⁉」 「お財布…おうちにおいて来ちゃった…」 「はぁー⁉会計どーすんだよ?」 「大王が払ってよ…大王だからお金いっぱいある でしょ?」 「俺様はさっきの買い物でほとんど使っちまった わい!」 とカービィ達が騒いでいると… 「お金がないなら働いてもらうしかありませんねえ。」 後ろからカワサキがやってきた。 意味深な笑みを浮かべている。 なんだか嫌な予感がする…カービィ達はそう察した。
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