美鈴編1近日公開! ここから本格的に怖くなるよ ▼試し読みはこちら!(回想シーン) 『本当に急だけどさぁ、そういえば小悪魔って普段何食べてるの?』 『パチュリー様、本当に急ですね……』 今日は1999年、4月23日。なんも変哲もない普通の日だ。 『そうですね。基本的には人間と同じ食事が大半です。ただ、私は弱い悪魔なので常に魔力を消費するんですよね。』 『あ、こないだ飲んでた魔力回復ジュース、そういうこと。』 『はい。あと例外は【狂悪期】に入った悪魔です。』 『【狂悪期】?』 長年悪魔について研究していた魔女も、そのことはしらないようだった。 『んー、どうやって説明しましょうか。わかりやすいたとえとしては、コップをイメージしてください。水を入れ続けたらどうなりますか?』 『こぼれるわね。』 悪魔はトレーの上に小さなコップとペットボトルを載せて持ってきた。ついでに、水の入ったペットボトルも。 『コップの大きさはストレスの感じやすさを表しています。妖怪や人間の場合、この器は大きいのでこぼれることは少ないです。問題は、悪魔。悪魔はストレスを感じやすく、ちょっとしたことですぐイライラします。』 小悪魔が小さいコップに水をドバドバ注ぐ。 当然だが、水はすぐこぼれた。 『水はストレスを表しています。これがこぼれると【狂悪期】……自分の欲が丸出しになる期間に入ります。【狂悪期】は言えばストレス発散期間です。自分のコップの大きさだけ、長さが違います。【狂悪期】に入った悪魔は人肉を食べることも多々あります。』 『うーん、やっぱりわからないわね。』 『まぁ、そういうものがあるとだけ知っていてください。そういえば、あの【予言】まで3か月を切りましたね。ほら、1999年7月~みたいなやつ。』
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