クリックで次の画像(1/2) 【諸元】 TG-583t W-"Mark.Gevurah"Tiphereth (ウォックマークゲブラティファレト) 種別:第5世代OA 開発:オリゴ開発一課/ログレス設計局 所属:ログレス即応機動隊 主機:F式小型縮退炉 補機:NEKリアクター(次元加圧式核融合炉) 全高:20.1m 重量:51t〜 艦載運用:大型ハンガーに限定 (ログレス艦内に専用カーゴあり) 乗員:1名 パイロット:レイ・ゲオルク/少将 武装・設備 :頭部 ┗IADF-11 40mm近接防御火器×2 :肩部×2 ┗IFDユニット×2 ┗ODS-c725x ビームサーベル・キャノン :腕部×2 ┗複合兵装プラットフォーム ┗サンド・バレル対空迎撃散弾砲 ┗ODS-331x ビームサーベル ┗即時的防御型ビーム・シールド ┗ODB-635 マルチキャニスター×8 ┗試製誘引反射膜式ミサイルデコイ ┗マイクロハチドリミサイルビット ┗強誘導マイクロミサイル :手部×2 ┗マルチランチャー(略) :腰部 ┗シルエットシステム接続部 ┗VTS-07xIFD IFD搭載VTS ┗IFDバインダー×2 ┗ODB-636 マルチキャニスター×8 ┗試製誘引反射膜式ミサイルデコイ ┗マイクロミハチドリサイルビット ┗強誘導マイクロミサイル :膝部×2 ┗チャフ/フレアランチャー :下脚部×2 ┗OA用シャンク/バート高速機動システム ┗IFDウィングユニット :背部 ┗緊急脱出用戦闘機(コアスプレンダー) ┗IFDウィングバインダー×2 外部装備 :LTL-055x+ODS-325x 試製圧縮Tフォース弾頭射出機(TPL)複合ライフル+対フィールドソードランス ┗速射圧縮Tフォース弾頭射出機(TPL) ┗ベークライト弾頭 ┗徹甲炸薬焼夷弾頭 ┗スラグ弾 ┗収束/拡散切替型陽電子ビーム砲 ┗IFD(Ignite Field Driver) :ODS-325x 対フィールドソードランス ┗擬似イグニト鉱フィールド干渉システム :LA-s173x 試製極局域結界展開シールド ┗超高密度mfフィールド結界発振器 ┗mf粒子混合流体金属装甲 ┗DFフィールド多重展開攻防壁発生機 ┗ODB-640 マルチキャニスター×10×2 ┗試製誘引反射膜式ミサイルデコイ ┗マイクロミハチドリサイルビット ┗強誘導マイクロミサイル 特殊装備 :インディア・コントロール・システム :シャンク/バート高速機動システム :次元境界調重型フローティングシステム(DBF) :IFD(Ignite Field Driver) :装甲近接展開型mfフィールドバリア :緊急脱出用戦闘機(コアスプレンダー) ┗高濃度酸素含有溶液液体コクピット ┗mfマトリックスサスペンションシステム 【武装解説】 ▽LTL-055x+ODS-325x 試製圧縮Tフォース弾頭射出機(TPL)複合ライフル 速射圧縮Tフォース弾頭射出機(TPL)、収束/拡散切替型陽電子ビーム砲、IFD(Ignite Field Driver)を内包する複合兵装で、本機のメインウェポン。 TPLユニットはfr粒子を圧縮しその斥力(Tフォース)を用いてmfフィールド非透過磁性コーティングを施した装弾筒諸共弾頭を超高速で射出するもの。 その威力は凄まじく、重装甲で知られるハディエント社艦艇の艦底部装甲を容易に貫徹する。 本来外部電源ユニットを必要とするほどエネルギー消費が大きいが、本機では縮退炉に由来する莫大なエネルギーによりその問題は無視でき、手軽に使用できる武装となる。 これはベークライト弾頭、徹甲炸薬焼夷弾頭、スラグ弾を撃ち分けることができ、様々な材質の対象に対して対応することが可能である。 陽電子ビーム砲はTG-579ザナドゥが携帯する ODG-398X 試製340mmビームライフル(通称:シャンパンビームライフル)ほどの派手さはないものの、糸が如く細い光の筋はあらゆる物質を否応なしに消滅させる死の刃であり、その魔の手から逃れるためにはmf粒子で障壁を作って時間を稼ぐしかない。 射撃兵装として極めて洗練されていると言えるだろう。 後端に装備されるIFD(Ignite Field Driver)ユニットは、こうして高威力の武装を合併して搭載する本武装のきわめて鈍重な取り回しを改善し、本体の高速化に寄与する。 ▽ODS-325x 対フィールドソードランス 擬似イグニト鉱を用いたmfフィールド干渉システムを搭載する実体剣。敵機の展開するビームバリアー、mfフィールド、低密度結界等に対して切り込み、それを突破する能力を持つ。 またそのフィールド制御能力を用いて刀身にビームを纏わせ、ビームサーベルなどと切結ぶことが可能。 複合ライフルの銃身上下に装備される。 ▽LA-s173x 試製極局域結界展開シールド 超高密度mfフィールド結界発振器、mf粒子混合流体金属装甲、DFフィールド多重展開攻防壁発生機など複数の強力な防御機構を搭載した流体金属タイプラージシールド。背面にODB-640 マルチキャニスターを2基搭載する。
ログレス即応機動隊総司令官レイ・ゲオルク少将の専用機として、ログレス兵器廠で完成を見た最新鋭のウォックタイプ。 TG-579,TG-580,TG-581に続く、縮退炉を搭載する第五世代OA建造計画「アンネヒュプノ」計画に列する最高クラス機密指定機体。 オリゴ国防総省、統合兵器産業廠の計画を、オリゴ国防軍ログレス即応機動隊兵器開発部署が主体となって実行したもの。建造後の稼働試験、および運用も同隊によって行われている。 オリゴ国防軍が想定する第五世代OAの要件は 「第四世代を基準としたAI補助による革新的な操作系統」 「縮退炉搭載による、飛躍的なエネルギー効率と高い出力の実現」 「OAの制空戦闘能力の向上、完全自由飛行によるあらゆる方向への音速飛行能力」 と目されていた。 ただし、現行の技術では縮退炉の小型化は「実現不可能」とされ、理論的には可能性が語られていたものの実用化には至らず、これは技術的課題として棚上げされていた。 …と言うのは一般的な認識であって、実際はごく一握りの者のみが知る事実として、極めて高純度なイグニト鉱を触媒とする超小型・超高出力縮退炉動力機関のプロトタイプが5基のみ、秘密裏に製造されていた。 本機はその縮退炉を搭載する試作機の一つであり、オリゴ国防軍における最先端技術の結晶である。 中でも本機は大気圏内外を問わない三次元戦闘に主眼に置いた試作機であり、「シャンク/バート高速機動システム」及び「IFD(Igniue Field Driver)」を主幹要素として各種が高速化にチューンナップされた設計となっている。 もともと「シャンク/バート高速機動システム」は、戦場において神速の艦隊の名をほしいままにしてきたログレス即応機動隊航宙艦隊の所属艦に搭載されていた特殊システム群であり、エネルギー消費と機体への影響から、従来のOAでは運用に堪えるものでなかった。 が、縮退炉の莫大なパワーをこれに振り分け、かつ機体のフレームをXMT-455Sスマイクフレームをシステムの運用を前提に再設計。この問題を克服し、またその副産物として本機は圧倒的な堅牢さを獲得した。 TG-579,TG-580に搭載された「次元調重型フローティングシステム(DBF)」と併用することにより、他の追随を一切許すことのない機動力を獲得することとなった。 TG-579,TG-580,TG-581において指摘された脱出機構の不備が本機では改善されている。 リデザイン系列機に採用されてきたコアスプレンダーを、その流れをくむ本機も採用しており、主動力たる縮退炉もここに内蔵され、きわめて重要かつ希少な縮退炉の生存性を高める処置がなされた。 これは現在までに建造された三機の第五世代機でもなしえなかったことで、従来の91年式ではないF型縮退炉の特殊性が良い方向に働いたのであった。 縮退炉から直にエネルギーを供給する二股のIFDウィングバインダーは、それ自体がmf粒子による質量制御を応用した長大なAMBAC肢となり、本機の三次元戦闘能力に大きく寄与する。 ここまでありとあらゆる特殊さをもって高速化を追い求めた本機の最大の問題は、機体の機動性にパイロットが耐えられないことだった。 その化け物じみた高機動が故の加速度(G)が搭乗者に及ぼす影響を緩和するために、mfマトリックスサスペンションシステムと高濃度酸素含有溶液(深海溶液)を使用した液体コクピットが採用された。 深海溶液は、もともと深海調査や医療現場で使用されていた耐圧耐衝撃ガス交換溶液を転用したもので、その保護能力は折り紙付きである。 mfマトリックスサスペンションシステムは、ビーム兵器などでも使用される圧縮したfr粒子の斥力(Tフォース)によって搭乗者の身体を内側から支えることによって過度な加速度(G)に対応する事が可能なシステムである。 本機はこのシステムがフル稼働する事により戦闘時に加速度(G)から搭乗者を保護する。 また、本機はこれだけの機動力瞬発力を最大限発揮するために、インディア・コントロール・システムと呼ばれる特殊なマン・マシーンインターフェースを搭載する。 これはルイス・アリアドネによって考案・製作された双方向知覚/感知/操縦インターフェースである。 mf粒子の変性状態による超弦の振動モードのひとつ、人の脳波パターンに酷似した「インディア波」を利用し、これを通じて使用者に与えられる情報は知覚、五感へ直接の刺激を与え、驚異的な感知能力、それに伴うきわめて高い没入感をもたらす。 これにより目視可能な要素のみならず、理論上はmf粒子フィールドや重力振といった天体現象までを感知することが可能な次世代有人探知システムで、端的に言えば人間の知覚を拡張し、目に見えないすべてを搭乗者に教え導くレーダーシステムとなる。 本機のものは彼女の建造したオリジナルのVWS-7に搭載されたプロトタイプにルーツを持つ。 本機に装備されるマイクロハチドリミサイルビットもこれを利用したインディア系ビットである。 インディア・コントロール・システムのポテンシャルをフルに引き出し、子機のビットを広範囲に展開、その範囲自体を超巨大なレーダーシステムとして利用し、戦域全体の情報把握を実現することを目指した本機のオプション装備計画も存在する。 こうして、本機は全てのOAを一気に過去のものにするあらゆる方面で異次元のスペックを持ち合わせた。