短編小説(はっきりいって⚪︎ソ) 奏side 『彼』と離れてどれぐらいたっただろうか? それは、短いようで長い気もする。 なぜか、と問われると出てこない。 そんな過去に縋っていたとしても・・・ 『彼』は喜ばないだろう。 「南瓜〜?まだなの?行きつけとやらの喫茶店?」 「おう、もう少しだ!」 「君のもう少しは信用できないんだけど・・・」 「うるせーなー!ほらついたぜ!」 ・・・・え? そこにいたのは、紛れも無い、いつものどこか儚い空気を纏った笑顔を浮かべている『彼』だった。 「・・・本当に紺なのか?」 「その顔・・・!奏?!」 「なんで・・・なんで僕の前から消えちゃうんだよぉ」 泣いているかもしれない。それはそうだ。 昔から・・・大好きだった彼と再会できたのだから。 紺side この暗い店内で、ほんのり苦いコーヒーの香りが漂う。 少ない僕の知り合いと話しながらカフェオレを飲む。 「そう言えばさ、」 「ん。」 最後の一口を飲み干す。 「あの子とは会えてるの?」 「またその話ですか?そんなわけ無いじゃ無いですか」 会えてたらもっと喜んでるって・・・ 「当店限定オムレツ・・・ってまたあの話してるの?」 後は今度