皆さんNULLの話をめっちゃ楽しみにしてたので、 台本的な物を紹介します! 本編とは違う可能性もあるのでご了承ください。 メモクレをスクロールすると始まります。 謝罪 @da-tsuka様のアビスト1話に似ていることになってしまってすいません。 あと命斗の服装を変更しています。ご了承ください。
第壱話・始まり ①奇跡の始まり ある夜。あるビルの屋上に、3つの人影がある。 「まだ見つからないか。」黒尽くめのパーカー男が聞く。 「あいにく......」黒尽くめの右側にいる男が返答する。 「なんで私が......」左側にいる可憐な男がため息混じりに言う。 「まぁ良い.......。時間はたっぷりある。」黒尽くめが顔を上げて言う。 「あの"石"さえあれば私はこの世界の.......真の神になれる......」 この世界には能力・通称スキルがある。 火を操る者、身体能力を強化する者、浮遊する者...... 能力は無限大にある。 能力がどうやって生まれたのかはわからない。 この世界の人間は生まれてきた時に"必ず"能力を持って生まれてくる。 稀に2つの能力を使える者が生まれてくるそうだ。 この世界には能力ランクがあり、1〜15まである。 ランクが高いほど偉く、低いほど世界のゴミになる。 だがランク1〜5の人間は中々生まれないそうだ。 今の時代にはランク1〜5"は"いない。 ある街から離れた森の中。誰かの声が響き渡った。 「兄貴。食べ物探してくるな。」刀を持った青年が叫ぶ。 「わかった!気をつけろよな。」少し離れた所で薪割りをしていた中年男性が返事する。 「ああ。じゃあ行ってくる。」 彼は森のもっと奥に入っていった。 約1時間後 「いや〜!今日はよく採れたよ。今日は焼き魚が沢山食べられ.....」青年が明るい声で話しながら戻ってくると、 鉄の匂いと共に彼の視界に入ってきたのは、 腹を切られていると思われる兄の死体だった。 「......は?兄......貴?」ショックで魚が入ったバケツを 落とした。 「どういうことだよ!どうしたんだ?!何があったんだよ?!熊か?!」その思考を必死に否定した。 (いや熊じゃない。兄貴は能力ランク10。熊に負けるわけがない。じゃあ誰だ....?!) 必死に駆け寄り、自分の服で兄の腹の傷を押さえ、止血しようとした。 「.......めい...と...」兄が喋り始めた。青年・命斗は耳を傾ける。 兄の声がとても小さい。苦し紛れの声なのだろう。 「......俺...部屋の...宝石....持っ...逃げ...」途切れ途切れだったが、命斗にははっきり聞こえた。 命斗は兄が宝物と言っていた宝石のブレスレットを首にかけ、葛藤を抱きながら街へ出た。 ②都会と襲撃 命斗の兄が殺されて2週間ほど。命斗は都会での生活に 慣れ始めてきた。 「...あれがバレなければ...ここで生活するのも良いな。」 そう呟きながら散歩していると、ある建物の屋上にある人影を見つけた。 「.....あれ誰だろう。大丈夫かな....」そう言いながら 眺めていると人影が消えた。 驚いていると耳元に声が聞こえた。 「....あなたですか?私を見ていたのは....」 あの人影だと思われる人がすぐ隣に居た。 「!?」 (あの距離をこの速さで?!こいつ人間かよ?!) 命斗はつい最近聞いた話を思い出した。 近所の中年女性にされた話だ。 「兄さんが殺されたんだって?気の毒に.....。何でも力になるからね!私はあなたの味方だから!」 明るい声でいつも挨拶してくれる人だった。 その日は時間が余っていたらしく偶然会ったので 話をした。 「ありがとうございます......。」命斗は静かに微笑んだ。 「前から都会では『クロノス』って組織が暴れてるから。もしかしたらその人が犯人かもしれないから貴方も兄弟なら襲われるかもしれないから、気をつけなさいよ!」女性が微笑む。 「ありがとうございます.....」そうお礼をし命斗は去った。 (もしかしてこいつがクロノス?!噂は聞いていたが 常人じゃないな.....) 「聞いてますか?さっき見てたのはあなたですか?」 (どうすればいい......。答えたほうがいいのか?) 「答えないですか....。命知らずですね。」 男がそう言い剣を振る。 どこから出したのかはわからない。 「!」命斗も剣で防ぐ。 二人とも間合いを取る。 「組織上、私たちを見てしまった人は排除しないといけないのでね.....。?!」男は命斗のネックレスに驚いた。 「......その宝石、どこで手に入れた?」男が声を低くして聞く。 「え?これは兄の形見です......どうかしましたか?」 喋っている途中でまた彼が切りかかってくる。 命斗はギリギリでかわす。男が喋り始める。 「......取引をしよう。今すぐその宝石を渡せ。そうすれば見逃してやる。」命斗はその言葉に信じられなかった。 「は?無理ですよ。兄の大切な物なので、渡せません。」 命斗が断った。 「.......そうですか。では仕方ない。この世から去ってもらいます。」男が斬りかかろうとした時、大きいが冷たい声が聞こえてきた。「ちょっと待て。俺が相手だ。泥牙 朧。」朧は視線を彼に移した。 「ほう.....。私の名前を知っているとは......さてはシロノスか。」男は答えた。「ああそうだ。お前はこの俺、碧牙 機藺都が粛清してやる。」機藺都と名乗ったものが言った。 ③激しい戦いと命斗の覚醒 命斗は目の前の状況に焦った。 (誰なんだあの人は.....。シロノスってなんだ?っていうかあの朧って人クロノスなのか......?) 命斗は首を振った。 (いや考えてる暇はない!少しでも助太刀を....!) そう思い立ち上がった命斗だが、吹っ飛ばされ、木に激突した。命斗が居たはずの場所には、泥の人形のような物がある。朧にそっくりだ。 「しまった!」機藺都が少しだけ目を逸らした。 「遅いぞ。隙がありすぎだ。」そこへ朧が斬り込んでくる。 (クソッ!あいつにあの泥人形が近づいていってる!多分気絶しているだけだが、次もろに喰らったら二度と目を覚まさないぞ!)機藺都は朧を相手しながら思考を巡らせた。 一方命斗の方には。 命斗の背から出血して地面が赤くなっている。 気絶している命斗の頭に声が響いいた。 (起きろ。危ない。あいつの代わりだな。力を貸してやる。)そう頭に頭痛のように流れ、命斗の目が覚めた。 だが目はさっきと違う。 さっきまでは緑色の綺麗な目だったが、少し赤くなっている。赤かった頭髪も少し黒くなっていた。 END