~自au「brilliance of a moonlit night 」~ 地下世界には昔から、「月の光は魂を照らす」という言い伝えがあった。 地上の月は見えないはずなのに、地下世界には不思議な「月」が浮かんでいる。 その月は、モンスターたちの魂と結びついていると言われていた。 月が白く輝いている間は、地下世界は平和だった。 誰もが助け合い、争いもほとんどない。 月は希望の象徴だった。 ある日、月が少しずつ欠け始める。 それと同時に、 魔法が弱くなる。 植物が枯れる。 モンスターの魂が不安定になる。 原因は誰にも分からない。 ついに月の光が消えた夜。 地下世界は完全な暗闇に包まれる。 その夜から、モンスターたちは恐怖に支配される。 「食料がなくなる。」 「王は助けてくれない。」 「隣人が自分を殺すかもしれない。」 その恐怖が連鎖し、争いが始まる。 最初は小さな喧嘩だった。 しかし数年後には、地下世界全体が戦場となっていた。 主人公が落ちてきた夜。 何年も消えていた月が再び現れる。 しかし、その色は白ではなく、 真紅だった。 地下世界の誰もが、その赤い月を見て言う。 「月が……帰ってきた。」 しかし、その月は希望なのか、それとも破滅なのか。 誰にも分からない。 「月夜の輝き。」 その光が照らすのは、希望だけではない。 優しさも、悲しみも、憎しみも、罪も。 月はすべてを静かに照らし続ける。
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