曲名由来は夜想曲のノクターンから 「発祥: 18世紀末から19世紀初頭にかけて、アイルランドの作曲家ジョン・フィールドによって創始されました。発展: のちにフレデリック・ショパンが多くの傑作を残したことで、ロマン派音楽を代表するジャンルとして世界中に広まりました。 形式: 左手でアルペジオ(分散和音)を奏で、右手で甘く美しいメロディを歌い上げるようなスタイルが特徴です。」だそうです
作詞:時野玲央 作曲:時野玲央 錆びた外灯がひとつだけ ぽつりと足元を照らしている 遠くで踏切の音が泣いて 誰もいない坂道に消えた 冷たい風がパジャマの袖を抜けて 窓辺のシクラメンが小さく揺れる あなたのいないこの部屋は 静かすぎて時計の針が重い 夜が静かに更けてゆく 私の涙を隠すように 月明かりだけの小さな部屋で ひとりきり、あなたを想う 静寂が痛い、ノクターン 台所に残るふたつのコップ ひとつは乾いたままで転がっている 沸かしすぎた湯気の向こう側 あなたの声を探してしまう 古いラジオがかすかなノイズを立て 街の灯りがひとつずつ消えてゆく 置いていかれたこの心は どこへも行けずに夜に沈む 夜が優しく包んでゆく 私の孤独を溶かすように 小さなベッドの片隅で 震える肩を抱きしめる 終わらない夜の、ノクターン 窓を開ければ 吸い込まれそうな黒 どこまでも広がる 名もない星の海 私の小さな悲しみなんて 宇宙の塵(ちり)のようだと 冷たい銀河が 見下ろしている 見上げる空は 果てしなく広くて 冷たい星屑が 静かに降り注ぐ 消え残る光を見つめながら 静かに、涙を拭いた 私の、ノクターン