SCP-002-TJ『今こそポテトを食う時だ!』 オブジェクトクラス:Euclid 【特別収容プロトコル】 外部の人間のSCP-002-TJの視認を避けるために、常に2人以上の警備員を周辺に配置してください。 もし近辺に一般人が訪れた場合は、カバーストーリー「工場設備の老朽化による有害物質の蔓延」を使ってすみやかに別の場所へと案内してください。 一般人がSCP-002-TJ及びSCP-002-TJ-1の視認をした場合、記憶処理を施されます。 そして、財団職員は突然のSCP-002-TJ発生に備え現場の監視を続けてください。 【説明】 SCP-002-TJは███県██市██町でごく稀に発生する住民集団錯乱です。 SCP-002-TJ発生直後、町中にフライドポテト、もしくはその材料、そして各住居のキッチンにフライドポテトを作るために必要な調理道具がどこからともなく出現します。 出現するフライドポテトの容器には[財団法務部の強い要望により編集済み]が印刷されています。 SCP-002-TJ発生時に██町にいた人物、つまりSCP-002-TJの曝露者(SCP-002-TJ-1)はフライドポテト、もしくはその材料の発見を目的とする自宅内・自宅周辺の徘徊を行います。 そして、SCP-002-TJ-1に指定された人物がフライドポテトを発見した場合は即座に食事を始め、フライドポテトの材料を発見した場合はSCP-002-TK-1本人の料理の腕関係なく手慣れた手つきでジャガイモを揚げ始めます。 また、Dクラス職員にSCP-002-TJ-1に指定された人物のフライドポテトの食事・調理を妨害させると、物理的な暴力を含む、極めて攻撃的な抵抗をする姿が確認されました。 SCP-002-TJの発生周期に規則はないように見え、発生から3時間で必ず全て収まります。 収束後、元SCP-002-TJ-1はSCP-002-TJ時のことを記憶していないような言動をし、物質的に存在するはずであるフライドポテトを視認・物理的接触を行うことができません。 また、フライドポテトの摂取量に関わらず、収束後に元SCP-002-TJ-1は空腹を訴えます。 しかし、観察者は収束後も記憶し続けることができ、フライドポテトも視認・物理的接触を行うことができ、摂取して栄養に変換することもできます。 そのため、残されたフライドポテトは回収され、財団食堂に置かれることが認められています。 SCP-002-TJは発生例が少ないため、発生の原因やなぜ収束時にSCP-002-TJ-1の記憶が消えるのかなどはまだわかっていません。 【補遺002-TJ-1】 収束後の元SCP-002-TJ-1の胃部X線検査の結果、摂取されたはずのフライドポテトは一切確認されませんでした。 彼らが摂取していたフライドポテトは、この次元の物質ではない可能性があります。 【実験記録-TJ-1】 対象:SCP-002-TJ-1に指定された人物のうちの1人 内容:D-9982がSCP-002-TJ-1からジャガイモを取り上げる。 結果:SCP-002-TJ-1は喉をかき鳴らすような叫び声を上げ、調理用の菜箸でD-9982の眼球を攻撃した。 D-9982は重傷。 SCP-002-TJ-1は攻撃中も揚げ油の温度管理を完璧に行っていた。
SCP-003-TJ『京都強襲」 オブジェクトクラス:Keter 【特別収容プロトコル】 SCP-003-TJが出現した場合は、各地の警察(財団特製ノイズキャンセリング式イヤーディフェンダー着用)がカバーストーリー『不審者の出現』を使い近隣住民などをできるだけ離れさせてください。 一般市民がSCP-003-TJ-1となった場合は、クラスA記憶処理をした上で解放してください。 【説明】 SCP-003-TJは週に1回不定期に世界中のランダムな場所に出現する人型実体です。 外見はアジア系の中年男性やヨーロッパ系の少女などで、規則性は無いように思えます。 SCP-003-TJは出現から2時間で必ず消滅します。 SCP-003-TJは出現すると周辺に聞こえるよう大声で「京都が来るぞ!」などといった旨の言動を行います。 SCP-003-TJの叫び声を直接聞いた人物は、本人が京都を認知しているかどうかに関わらず「京都が来る」と確信し始めます(曝露者はSCP-003-TJ-1に指定)。 SCP-003-TJ-1化はSCP-003-TJの叫び声を"直接"聞いた人物にのみ起こり、通信等で聞く分には問題は起こりません。 また、ノイズキャンセリングイヤホンなどで音を防いだ場合もSCP-003-TJ-1化は起こりません。 SCP-003-TJ-1の声を聞いた人物がSCP-003-TJ-1となることはありません。 SCP-003-TJ-1は常に重度のパニック状態であるため、SCP-003-TJとの意思疎通は実質的に不可能とされています。 なお、「京都が来る」の真の意味は今現在もわかっていません。 現在SCP-003-TJ-1の数は█████人だと推測されています。 【会話ログTJ-1】 録音開始 ███博士「えー、今日はいくつか質問させていただきたく…」 SCP-003-TJ-1「京都が来るぞ!朱い門が空から攻めてくる!あの升目が脳裏に浮かぶ!」 ███博士「……やめよう。」 録音終了 【補遺TJ-1】 20██年以降、SCP-003-TJの出現間隔は短縮傾向にあります。 また、最近の事例では「京都が来る」だけでなく、「今はまだ大津だが、いつか絶対に来る」などといった具体的な距離感を示すバリエーションが確認されています。 これによりSCP-003-TJ自体はサブオブジェクトであり、本体は別であるという仮説が立てられています。 【補遺TJ-2】 直近の事案では、SCP-003-TJ-1が「八ツ橋の匂いがする、もうすぐ壊れるだろう」と供述した直後、半径5m以内の地面が3秒のみ碁盤の目状の石畳に変質する現象が確認されました。 これに伴い、オブジェクトクラスをKeterから、より深刻な現実改変(もしくはCK-クラス『世界再構築シナリオ』) の発生)を懸念した再分類が検討されています。