国名:マイモック スローガン:不明 特性:ウォルプタススピノフェン製造施設から副産物として霧が常時放出されている崩壊領域。ピンクネオンに覆われた都市群として観測される。国家機能は消失しているが、環境依存的に人間活動が循環している。 シンボル:不明 元首:不在 首都:マルネア 主な都市: マルネア(唯一の準機能都市・ピンクネオン崩壊都市) その他の都市はすべて崩壊しており名称や位置の記録は欠落している 人口:不明。流入、出生、タヒ亡、離脱が同時に発生しており統計は成立していない 実質的には増加傾向にあるが安定性はない 通貨:機能停止 GDP:測定不能 軍事:存在しない 政治体制:崩壊 国民性:統一された価値観は存在しないが以下が共通して観測される ウォルプタススピノフェンへの生理的依存傾向 人間関係の距離感の崩壊 行動が感情ではなく習慣的サイクルで成立している 読み書き能力はほぼ喪失し会話のみが残存している 時間概念が曖昧で朝昼夜の区別が弱い 遺産:無し 交通:崩壊 治安:測定不能 霧濃度と都市崩壊度により区域差が極端に大きい 【ウォルプタススピノフェンについて】 ウォルプタススピノフェンは歯車戦争後の復興期に流通した神経作用性物質である。 当初は鎮静や精神負荷の軽減を目的として利用されていたが、人間の行動傾向に長期的な影響を与える特性を持っていたため急速に社会へ浸透した。 主な作用は神経報酬系の再調整、危険認識閾値の変動、対人認知構造の単純化である。 長期間の曝露によって思考や行動の固定化を引き起こす。 さらに特異な性質として、生殖や成長過程を通じて神経傾向の一部が継承されることが確認されており、影響は個人だけでなく世代単位で残存するとされる。 現在の未来世界では長期的な適応によって耐性が成立しており、通常環境下で深刻な影響は発生しない。 しかしマイモックでは過去の環境が維持され続けており、当時に近い状態が現在も残存している。 また、味は甘い。 【ピンクの霧(ウォルプタススピノフェン)】 マイモックではウォルプタススピノフェン製造施設から副産物として霧状物質が常時放出されている 霧は空気、食品、水、接触環境すべてに拡散しており環境そのものに定着している 主な作用は人間同士の距離感の変質、接触行動の常態化、行動サイクルの固定化であり神経報酬系の構造変化として発生している 霧は定期的に供給されており昼間は濃度が上昇し都市全体がピンク色に発光して見える 【生活構造】 マイモック人の生活は単純な循環で成立している 起きる 食べる 接触する 寝る このサイクルが社会構造そのものとなっており時間概念はほぼ機能していない 【食文化】 主食は培養肉である これは霧製造施設と同系統の生産ラインによって供給されている 食料は環境維持装置の一部として分配されており経済活動は存在しない 【外部対応(SVH)】 SVHはマイモックを変異体発生地ではなく環境そのものが危険な領域として扱っている 危険要因は常時霧曝露、会話構造の非互換性、接触行動による影響拡散である 作戦原則は飲食禁止、霧濃度の高い昼間活動禁止、接触回避、任務終了後即時撤退である 【マルネア(首都)】 役割:旧国家中枢の残存領域 特徴:ピンクネオンが常時発光する崩壊都市でありホテルや娯楽施設が異常に多いが用途は曖昧である 景観と建物:崩壊した高層建築と再利用構造が混在し霧と光が都市全体を覆っている 雰囲気:明確な規則は存在しないが都市は一定の流れを保って維持されているように見える 住民気質:目的性はほぼ消失しており行動は習慣的かつ反射的に成立している 有名なもの:ピンクネオン街区、無名ホテル群、霧供給周辺施設 昼は霧の影響で常にピンク色に見える 【ホテル】 マイモックにはホテルが大量に存在する これらは国家崩壊初期に建設された娯楽施設や滞在施設の名残である 現在は住居として利用されているものが多く一部は放棄されているがロボットのみが稼働している施設も存在する 住民は経済概念を持たないため施設の多くは管理不在のまま維持されている 【概要】 マイモックは歯車戦争後に崩壊した国家でありウォルプタススピノフェン製造施設からの副産物霧によって環境ごと変質した領域である 国家機能は完全に消失しているが霧供給と環境構造によって人間活動のみが循環的に維持されている 【締め】 マイモックは国家ではない しかし完全に滅びてもいない そこにあるのは文明でも秩序でもなく霧によって動き続ける崩壊構造である