どれほどの時が経ったのだろう。大槻ユウキは手術室で目覚めた。 彼は脊椎部にベースフレームの遠隔操作用の機器を埋め込む手術をした。多分麻酔が切れて目覚めたのだろう。まだ首の辺りが痛む。 このチップを使用しないで一生を過ごしたい、そう願いつつ手術室の外に出る。目の前には現在は無尽蔵にエネルギーを作る発電所発電所代わりにされている外殻式戦闘機がある。 もうすでに現役を引退している、というより地下でボロボロの状態で見つかり一部一部機器が稼働していたので使っているだけで、引退したのかは定かではない。まあ故障かなんかで捨てられたのだろう。 そんなことを考えていると外で轟音が鳴り響く。爆発音だ。さらに銃声なども鳴る。なんだ、上で戦闘が始まったのか?そのまま上へ続く螺旋階段を登る。すると、自分の所属するレジスタンスの「メタル・ブル」数台と3機の人型の戦闘機、いや、「外殻式戦闘機」が交戦している。肩部の装甲には、帝国軍のマークが入っている。帝国の奴らか。今すぐにでも応戦したいが、自分のメタル・ブルは先日壊してしまったため今は使えない。だが黙って見ているわけにもいかない。 そんな時、首の傷が疼く。そして閃いた。基地に眠っているあの外殻式戦闘機を用いて戦えばいいんだ。だが、今確認されている限りコックピットが大破しており、運転はできない。だが、元々は運用目的で拾ったためフレームなどはしっかり修復されている。そのため運転ができれば使える状態なのだ。今彼は、操縦桿を持っている。首に、小型のチップとして。これを使えば運転できるはず。 とりあえず先にもらっていた機器をコックピットの操縦部あたりに取り付ける。これで使えるはずだ。 試しに腕を動かしてみる。ちゃんと動く。 本部との通信を開始する。 「こちら大槻、外殻式戦闘機、起動します!」 だが本部から返答はない。だが上では戦闘。もう時間はない。そう思いハッチをこじ開ける。 そのまま手を伸ばし外に出る。やはりまだ戦闘している。見たところ帝国側のが優勢そうだ。 「おい、あれって…」 「ああ、うちの軍の…」 「だよな…なんで…」 自分の軍の兵士がどよめく。相手側は… 「あいつら、人型機も所持していたのか…」 「らしいな。抹殺するしかない。」 標的を変えてきた。まずい。こっちはいくら外殻式戦闘機であっても武装がないどころか装甲が薄い。でも来たからにはやるしかない。そう言い聞かせ拳を握りしめる。相手にストレートのパンチを決める。すると相手の顔が歪み首が取れる。 「メインカメラ破損!前部が見えません!」 そのまま右腕部、左マニピュレーターを引き千切る。相手が持っていた銃型の武装を強奪しもう1機のコックピットを破壊する。煙と血が飛び散る。残ったのは1機だけ。 「あいつ、どうなってやがるんだ!イカれてる…」 メインカメラを狙い撃ちする。そのまま股関節、肩関節も撃つ。これで相手は動けない。相手のアーマーを毟り取り、内部フレームを直接撃つ。 「あいつは悪魔なのか…!」 そのままコックピットに数発撃ち込む。動きがピタリと止まった。それと同時に、自身の戦闘機も停止する。充電切れか?違う。エネルギーは半無限に生み出せる。すると目の前にエラーが出てくる。「肩、肘部に稼働摩耗。強制停止中。」もう少し早かったら敵の餌食になっていただろう。危なかった。そのままコックピットから降りる。すると「おにぐんそう」が目の前にいた。 「おい大槻、本部の許可なしに動かしたな?ああ?」 「すいません…でもどうにかなりましたよ。」 「どうにかなりましたよじゃねぇ!もしミスったら終わってたんだぞ!」 そのまま1時間くらい説教された 【To be continued】
ン次回のぉ!base frameはァ! 鹵獲部品等をもとに完成した外殻式戦闘機、「エレクトス」ゥ!そんな中本部に届いた手紙とはァ! 次回ィ!「協力」ゥ!お楽しみにぃ! 前回 なし 次回 https://scratch.mit.edu/projects/1338397748/