第2シリーズ! 前回 https://scratch.mit.edu/projects/1338355688/
過去の危機を乗り越え、すっかり平和な日常を手に入れたちゅうシマz。ある日、モーブ色のコザクラインコ・ちゅうちゃんは、真っ白なシマエナガを頭に乗せたまま、とんでもないことを言い出した。「シマちゃん。僕たちの巣箱、ちょっと地味だと思わない? 今日は森のショッピングモールで、最高にクレイジーな模様替えグッズを買いに行こう!」「シマシマ!(お買い物! いくいく!)」二人が向かったのは、カラスの店長が営む怪しい雑貨店『ブラック・マーケット』。店内には、小鳥用の可愛い家具……ではなく、一癖も二癖もあるクレイジーなアイテムが並んでいた。「見てよシマちゃん! この『最高級・金のシャチホコ型ベッド』! 眩しすぎて目がチカチカするけど、僕たちにぴったりだと思わない?」ちゅうちゃんは興奮して、ラブバード特有の激しいヘッドバンギング(頭を縦に振るダンス)を繰り出す。「シマシマァ!?(金色!? 落ち着かないよぉ!?)」シマエナガが戸惑っていると、今度はちゅうちゃんが別の棚で大声をあげた。「こっちは『超爆音・目覚ましスピーカー』だよ! 朝の5時にヘヴィメタルの爆音が鳴り響いて、森の鳥たちが全員飛び起きるやつ!」「シマシマ!(それ、近所迷惑でウズラさんに怒られちゃう!)」さらにテンションが上がったちゅうちゃんは、お店のカート(ただの木の実の殻)に、次々とクレイジーな商品を放り込んでいく。なぜか光る『ネオンカラーの怪しいキノコ(インテリア用)』筋トレ用の『激重・鉄のひまわりの種』かぶると誰だか分からなくなる『リーゼントのツッパリかつら』「ちゅうちゃん、買いすぎだよぉ!」とシマエナガが止めようとしたその時。ちゅうちゃんは、お店の奥にある「限定1個」の超巨大なアイテムを見つけて目を輝かせた。「シマちゃん、見て……! 『全自動・超高速どんぐりパンチマシン』だよ! これがあれば、一瞬でどんぐりが粉々になって、いつでも美味しい特製どんぐりペーストが食べられる!」ちゅうちゃんは我慢できず、お店の試食用どんぐりをマシンに投入した。スイッチオン!——ドガガガガガガガガガガッッッ!!!想像以上の爆音と激しい振動。マシンは制御不能になり、部屋中を大暴走し始めた。「キエエエエ〜ッ!」と叫びながら逃げ惑うカラスの店長。「ちゅうちゃん、止めてぇー!」と頭の上で羽をバタつかせるシマエナガ。しかし、ちゅうちゃんは冷静だった。「ふっ、僕のクレイジーな本気を見せる時が来たようだね」ちゅうちゃんは目にも留まらぬ速さで飛び上がると、持ち前の強靭なクチバシで、マシンの緊急停止ボタンをガキィィン!と一撃で噛み砕いた。静寂が戻る店内。パンチマシンのバケツの中には、完璧にすり潰された、それはそれは美味しそうな「特製どんぐりペースト」が完成していた。カラスの店長は腰を抜かしながら言った。「……お、お前たち、店をめちゃくちゃにしやがって……。でも、そのペースト、めちゃくちゃ美味そうだな……」結局、ちゅうシマzは店長に平謝りしつつ、弁償代わりにそのどんぐりペーストをみんなで美味しく食べた。帰り道、ちゅうちゃんの頭の上で、シマエナガはくたくたになりながら笑った。「シマシマ……(ちゅうちゃんとお買い物すると、命がいくつあっても足りないよ……)」「あはは、楽しかったね。次は『時速100キロで走るクレイジー木製スケートボード』を買いに行こう!」ちゅうシマzの日常は、平和だけど、ちっとも退屈しないのだった。