『ちゅうしま学園』 鳥キャスト名簿(追加アップデート版)【生徒(追加メンバー)】ブン(おす)& さくら(めす):学園中をかき回す、超やんちゃな文鳥の双子兄弟。いたずらが大好きで、いつも二人で悪巧みをしている。【先生(追加メンバー)】アヒル隊長(おす):水泳・水難救助担当。体育の「シマ匠」とは、共に熱い汗を流す大親友。いつも黄色いホイッスルを全力で鳴らしている。【その他の重要人物(追加)】スズメじいさん:学園の用務員さん(または購買の主)。富士山の麓からやってきた、すべてを悟ったような謎の老人。
ハッキングの嵐が去ったちゅうしま学園。今日からはちどり先生の爆速授業……が始まるはずだったが、教室内は朝から大騒ぎだった。「ひゃははは!見ろよさくら!黒板にうずら先生の変な顔描いたぞ!」「お兄ちゃん最高!じゃあ私はうずら先生の教科書を全部ひまわりの皮に変えちゃう!」机の上を飛び回って暴れているのは、新入生のやんちゃ文鳥兄弟、ブンとさくらだ。「こらー!二人とも席に着きなさーい!」担任のうずら先生が教卓で半泣きになりながら怒るが、やんちゃ兄弟はどこ吹く風。「やーい、うずら先生、泣き虫真珠〜!」とブンがかんしゃく玉を投げつける。「そこまでだッ!!!」ガラッと教室の扉が開く。現れたのは、体育担当のシマ匠と、黄色いホイッスルをくわえたアヒル隊長だ。「うずら先生を困らせるやつは、俺たちが許さん!今すぐ水泳の授業だ!全員プールへ集合!!」アヒル隊長がピピィーーーーッ!!!と爆音でホイッスルを鳴らす。こうして、ちゅうしま学園の「プール開き」が始まった。プールサイドでは、モーブ色の水泳帽をスタイリッシュに被ったちゅうちゃんが、頭にシマエナガを乗せたまま立っていた。「シマちゃん、見てよ。この『ブラック・マーケット』で買った、時速100キロで進むスクリュー付き水着。僕たちにぴったりだと思わない?」「シマシマ!?(ちゅうちゃん、プールでそれは危ないよぉ!?)」その横では、白い水着に身を包んだ粉雪が、わざとらしくちゅうちゃんに寄り添う。「ちゅうちゃん……私、水が怖くて溺れちゃいそう……。もし溺れたら、助けてくれる?」「シマシマシマシマ!!!(あざとい!裏データには『ジュニア水泳オリンピック代表』って書いてあったぞコノヤロー!!!)」シマエナガの嫉妬のタイピングが、プールサイドの電子タイマーを狂わせ始める。そんなギスギスした空気をぶち破ったのは、またしてもやんちゃ兄弟だった。「へへーんだ!こんな温いプール、俺たちがクレイジーにしてやるぜ!」ブンとさくらが、カラス職人先生の実験室から盗んできた「全自動・津波発生ボタン」をポチッと押してしまった!ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!「お、おい!プールの水が逆巻いているぞ!?」キイロが驚愕の声をあげる。「計算外だわ!このままだと、10秒後に高さ10メートルの大津波が学園を飲み込む!」空が叫ぶ。「アタシが拳で波を叩き割る!」抹茶が構えるが、水相手では分が悪い。「ひええええ!また津波ぃぃぃ!カマキリの次は津波なのぉぉぉ!」うずら先生が、かつて富士山へ逃げた時の恐怖を思い出し、殺人鬼一歩手前の凄みのある表情で頭を抱える。目からは真珠の涙がドバドバと溢れ出していた。「バディ(親友)のシマ匠!生徒を守るぞ!いくぞオラァ!」アヒル隊長がシマ匠と肩を組み、津波を食い止めるためにプールへ飛び込もうとしたその時!「みんな、下がって。僕のクレイジーな本気を見せる時が来たようだね」ちゅうちゃんが動いた。スクリュー水着のスイッチをオンにすると、ちゅうちゃんはシマエナガを乗せたまま、時速100キロで津波の渦の中心へと突っ込んだ!そして、持ち前の強靭なクチバシで、プールの底にある「非常用排水溝の巨大キャップ」をガキィィン!と一撃で噛み砕いた!ズズズズズズズズン……!!!凄まじい吸引力で、大津波は一瞬にして排水溝へと吸い込まれていった。静寂が戻るプール。水は完全に干からび、プールの底には完璧に水気を切られた、それはそれは美味しそうな「特製どんぐりペースト(なぜかプールに落ちていた)」が残されていた。「ふぅ。みんな、怪我はないかい?」ちゅうちゃんは濡れたモーブ色の羽をセ◯シーに震わせ、優しく微笑んだ。「シマシマァ〜(ちゅうちゃん、水の中でもイケメン……)」シマエナガがくたくたになってちゅうちゃんの頭の上でとろける。「やれやれ、今日も大荒れじゃったのぉ」プールの隅で、用務員のスズメじいさんが、お茶をすすりながらぽつりと言った。「でも、あのどんぐりペースト、めちゃくちゃ美味そうじゃな……」結局、やんちゃ兄弟はうずら先生とアヒル隊長に激怒され、罰としてスズメじいさんと一緒にプールの掃除をさせられるのだった。ちゅうしま学園の日常は、平和だけど、今日も明日も絶対に退屈しない。(『ちゅうしま学園』第二話・完)