特別収容プロトコル SCP-9998が活動するすべてのSNS、動画共有サービス、電子掲示板などのプラットフォームは、すべて財団のAI「Praying mantis」が監視します。 SCP-9998の新規コメントおよび投稿の文字列は即座に隠蔽(ホワイトアウト処理)され、一般のネットワークユーザーへの曝露を防ぎます。 SCP-9998が投稿したコンテンツへのアクセス、及びダイレクトメッセージはセキュリティクリアランスレベル4の職員の許可が必要となります。 いかなる理由があろうとも、 「昆虫の捕獲」や「網やカゴを用いた採集行為」を 連想させる名詞を使用することは禁止されています。
SCP-9998 「鬼蜻蜒および虫カゴ」 Object class:Safe 説明:SCP-9998はインターネット上のあらゆるSNSやコミュニティサイトに現れる特定のアカウントです。 アカウントの基本情報 ユーザー名:vthulytam0000(0000の部分は捉えることが不可能なほどの速度で常に別の数字に変わり続けており、アカウントを凍結させることは不可能です。) アイコン画像 モノクロで描かれたオニヤンマのスケッチ。 SCP-9998は、様々な一般ユーザーの投稿に対して頻繁にコメントを残します。このコメントは、データ上は完全に「空欄(空白文字のみ)」ですが、閲覧する人間によって全く異なるテキストとして認識されます。認識される内容は常に「閲覧した本人の専門分野や趣味に、驚くほど的確かつ完璧に合致したアドバイスや共感の言葉」です。そのため、閲覧者はSCP-9998を「最高の理解者」や「完璧な話し相手」だと誤認し、深い依存性を抱く傾向があります。 SCP-9998のアカウントには、常に1つだけ動画、画像、あるいはリンク形式の「投稿」が固定されています。この投稿のタイトルやサムネイルは閲覧者によって変動しますが、データの真のタイトルは一貫して 「daTa COllectIon」 であることが判明しています。 この投稿は、閲覧した人物の 「創作能力」や「技術的関心」を完璧に反映した、 超一流の成果物として機能します。 絵師・イラストレーターが閲覧した場合: タイトル:万葉創作物 この世に存在する、あるいは閲覧者の脳内にしか存在しないあらゆるキャラクターが、人類の限界を超えた超絶的な画力で精巧に描き尽くされた、閲覧者の最も好みの絵柄で巨大な画集として出力されます。 小説家・ライターが閲覧した場合: タイトル:我ぞの至高 閲覧者が人生で最も読みたいと渇望していた、伏線と感情描写が完璧にコントロールされた「最高の物語」が記述されます。 ゲーム開発者・ゲーマーが閲覧した場合: タイトル:救いを求めて 現代のコンピューターのスペックを無視した、異常なほどクオリティが高く、中毒性に満ちた、好みのジャンルのゲームがブラウザ上でプレイ可能になります。 実験記録9998-1 対象:D-8800(元プロキャラクターイラストレーター) 実施方法:投稿ページを確認させる。 担当者:神薙博士 博士:それではD-8800、その投稿のタイトルは? D-8800:タイトルか?「万葉創作物」だ。 博士:なるほど、次に、貴方の脳内に自分だけの キャラクターを想像してから、その作品を開いてください。 D-8800:は?ああ、わかったよ。(数秒沈黙) オーケーだ。 博士:作品はどうですか? D-8800:な、なんてこった、こいつはすげえ。俺がさっき考えたキャラクターが、めちゃくちゃうまく描かれている!このアカウントの主は神なのか!?ああ、それに俺の好きなアニメとゲームのキャラクターもいる…なんで俺の頭の中を覗けるのだろう… 博士:そうですか、実験を終了します。プロのイラストレーターはそのようなものが出力される… D-8800:ん?何言ってんだ?俺が?まさか。丸を描くことだって苦手だ。 博士:何だこれは…どういうことだ? 実験終了 その後、D-8800は絵を描く才能を永久に失った。 事例:9998-2 一般のネットユーザーがSCP-9998に対して虫とりの話題をした結果、そのアカウントが数秒後、なにかに食べられる音とともに削除されました。 「網を振られる側の分際で、 採集者にでもなったつもりですか?」 続きは「中を見る」で。 SCP クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス