気づかなかった恋 「やっとテスト終わった〜!今年の夏は部活だ!」 響楽 陸仁(きょうらく りくと)は、そういった。陸仁は吹奏楽部。走るのと、楽器を演奏するのは好きだが、勉強は、まあ、そこそこだ。ある配信者の動画が大好き。 (最高の夏休みが始まるぞ!) 陸仁はそう、期待していた。 3日後――― 「え?全然点数取れてないじゃん!」 なんと、点数が、50点だった。 「えっと…?うわっこっちスペルめっちゃミスってる…」 「因みに、平均点は70点な。」 先生が言う。そのことは、胸に突き刺さった。 「えっ!?100点!?咲月マジか!私ぎり平均点なのに〜」 「ちょっと…!言わないでよ‥目立つの嫌だしぃ…」 響 咲月(ひびき さつき)…って、同じ吹奏楽部だけど、全然話したことないな…頭いいんだ。 あれ?あれって…陸仁は、カバンにつけているキーホルダーに目を留めた。 「おーい陸仁〜!」 友達が呼んでいる。 「お前何点だった?おれはギリ平均点行った。」 「えっと〜‥ご、50点…」 「え〜マジで!?」 友達は驚いていた。 部活にて__ (俺はこの夏を満喫したいってのになんでこんな点数なんだよ!) 心のなかではそう思い続けていた。 …「ん?」 そこには、カバンが置かれていた。 「このストラップって…確か、咲月のやつだよな。」 「やばくね?…教えてやんなきゃ。一応この前、俺の友達が咲月の友達だったから、家知ってたし…届けに行こ。」 「本当に届けてくれてありがとう!」 咲月に一応届けた。… 「あのさ、そのストラップ…もしかして、◯▽さんの!?」 「そう!当たってるよ。」 「だよね!?チャンネル登録数10万人突破記念で限定発売されてた…確か、50個ぐらい…俺も応募したけど、外れちゃってさー…咲月って◯▽さん好きなんだ!」 俺は吃驚した。…そういえば、咲月さんテスト満点… 「あっ、あのさ…テストのこと、色々教えてくれないかな。」 …「いいよ!色々教えるね!」 そして、勉強会(?)が始まった。 勉強会終了時… 「は〜…疲れた〜…」 「確かに、ちょっと疲れちゃったね…」 「てか、俺、勉強勿論大事だと思ってるけど…遊びも楽しみたいんだよな〜」 …「確かに、満喫したいよね。…で、でもね、陸仁くんなら全部上手くいくよ!きっと。勉強も、遊びも、どっちも頑張ろ?」 ドキッ …「だな…!じゃ、今日はありがとな!」 …なんだよ…さっきの感覚…まあ、いっか。 それから、1ヶ月後___ 勉強も、遊びも、どっちも楽しめた。俺。教えてくれた咲月にお礼を言いに行くところだった。 「咲月!ありがとう!おかげで勉強と遊び、どっちもやりきれたよ!」 …「私、実はね…ずっと前に、陸仁くんが◯▽さんのこと好きって言ってたの聞いて、動画見始めたんだ。」 「え?じゃあ、もしかして、最初から見てたわけではねぇってこと?」 ‥「う、うん…あ、あのさ…陸仁って…好きな人いる…?」 これは__勉強も、遊びも…それから、恋も。何もかもが満喫できた。2人の物語である…
短いよ〜