旗を押すと、現在公開可能なキャラクターの説明が見られます。本編はメモとクレジットです。 〈調べられるキャラクター〉 しゅうせい エミポロイド ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 前回 https://scratch.mit.edu/projects/1332064069/ 次回 お待ち下さい
僕はゆっくりと本を開き、読み上げ始める。 「…むかーしむかしあるところに、奴隷が二人いました。その二人の管理番号は42番と60番。本名で呼ぶなら、『アカネ』と『しゅうせい』。まぁ、僕だね!」 そう言って笑顔で正面を見る。正面には、ガラスの壁に囲まれた黒い液体のような…それでいて人の形を保つ、奇妙な化物がいた。…いや、奇妙な化物はひどいか。エミポロイドを見つめる。 「60番は42番がいなくなると、すぐに虐殺を始めました。楽しかったからです。ヴァンパイアを捕まえては殺し、その顔を見ながら。優しく話しかけながら、鬼ごっこをしながら。ゆっくり順番に殺していきました。だって仕方ないよね〜楽しかったんだもん!」 そうして本を投げ出す。だって、物語なんて頭に残ってればいいでしょ?無駄は省きたいし。 そうして目の前のエミポロイドに話しかける。 「君はどこに行きたい?僕のふるさとか、さっき殺した僕のふるさとか、あと……君のふるさとか。」 …やっぱり、言葉は通じないらしい。でもお話って楽しいからね。ついつい話しちゃう。 「今となっちゃ君には知能はないけど、君って昔はどんな人間だったの?働いてた?サボってた?あんま見てなかったから、僕にはわからないよ。僕が昔戦った異世界転生してきた勇者はね。仕事はサボってたんだって。もう死んじゃったから、実質いまは人生をサボってるよね。」 そう言って、外を見る。さっき殺した『僕』は、僕よりもカイトと仲がいいように見えた。正直、気に食わない。だけど別にいいや。 「いよーっし!今日はもう一回遊びに行っちゃう!どこ行こっかなぁ〜」