11638.1型 カムチャッカⅡ級宇宙航空戦艦 【基本情報】 艦種:宇宙航空戦艦(航宙航空戦艦) 設計:スラヴァ連邦宇宙軍中央設計局 運用:スラヴァ連邦宇宙軍 前級:なし 次級: 建造期間:2105年〜 就役期間:2108年〜 建造数: 乗員:150名 【諸元】 全長:249m 全幅:42.5m 機関:NEK-リアクター電気推進機関 推進器:円筒型メインスラスター×1基 :円筒型サブスラスター×2基 :姿勢制御用内蔵型スラスター×多数 兵装:30.5cm3連装荷電粒子砲×1基 :13.0㎝単装電磁加速砲×1基 :50.0㎝荷電粒子直撃砲×2基 :魚雷発射管×6門 :パルスレーザー防空システム×6基 :格納式対空火器 搭載能力:HM×18機 :艦載艇×6機
【概要】 カムチャッカⅡ級を原型として艦載機の運用能力に特化させた派生型。火力こそ低下したもののHM母艦として活躍した。建造は少数にとどまった 【概要(カムチャッカⅡ級宇宙戦艦)】 本級は、スラヴァ宇宙軍の標準的な宇宙戦艦であり、ガラクーチカ級フリゲートと並ぶ、同軍初期を代表する主力戦闘艦である。 計画の発端は2090年代後半にさかのぼる。オリゴがソルディ級を進宙させたことで、各国の宇宙戦力整備に大きな転換点をもたらした、いわゆる「ソルディ・ショック」を受け、スラヴァでも本格的な宇宙戦闘艦の整備が決定された。2100年代前半の就役を目標として開発計画が進められ、その第一歩として建造された試作宇宙航行艦「カムチャッカ」が公試において極めて良好な成績を収めたことから、その設計をベースとして本級が開発された。 本級は、オリゴ航宙艦隊との艦隊決戦を想定し、ソルディ級をはじめとするオリゴ艦の陽電子主砲に対して最低限抗堪できる装甲防御力を備えることを設計目標としていた。さらに、当時の技術水準では機関部や各種システムの小型化が十分に進んでおらず、結果として艦体は幅広く重厚で、ずんぐりとした特徴的なシルエットとなっている。 2110年頃になると、本級ではオリゴ戦艦が装備する艦首兵装「陽電子衝撃砲」への有効な対抗手段を持たないことが問題視された。これを受けてスラヴァ宇宙軍は艦隊戦術を抜本的に見直し、従来の砲戦主体から高速対艦ミサイルによる長距離打撃を重視する運用へ転換した。これに伴い、就役済みの全艦にはミサイル巡洋艦のものと同型の高速対艦ミサイルが追加装備され、さらに後期建造艦では新型高速対艦ミサイルを就役時から標準装備するなどの改良が施され、「後期型」として区別されている。 本級はブロック工法を積極的に採用した簡素かつ生産性の高い設計であり、各種任務に対応するため数多くの派生型が開発された。また、その船体構成や兵装配置の随所にはオリゴのソルディ級の影響が色濃く見られ、当時のスラヴァがオリゴに対抗する強い軍事的・政治的意志を抱いていたことを象徴する艦級とも評価されている。 戦後には本級の設計をベースに艦首に陽電子衝撃砲を装備させた発展型が建造されることになる。