「生まれる前は、死んでいたんだから。」そんな言葉が頭の中で繰り返される。僕はいつも、心の奥底に潜む虚しさと痛みを抱えていた。まるで腐りかけた未練のかたまりのように、心がただれているのを感じていた。 ある夜、僕は自分の中のその痛みを誰かと分かち合いたいと思った。誰かが、僕の虚しく傷んだ想いと危険な考えを受け止めてくれたら、少しは楽になるのではないかと。だから僕は呟いた。 「きみの虚しく傷んだおもいと危険思想をひとつ分けてはくれないか?きみのただれて腐った未練のかたまりを惨めに積み上げて……いたい、いたい、つらいな?」 しかし、そんな僕の叫びを聞いてくれる人などいなかった。孤独に押しつぶされそうになりながらも、僕は自分自身に言い聞かせた。 「生まれる前に戻るだけだから。もう怖くないよ。」 その瞬間、僕の心に不思議な声が響いた。 「ぼくの私情にまみれた哀れな憂いごとを誰か一緒に救わない?ぼくの形を弄って変えちゃう化け物をひとつ殺してくれないか?」 その声に導かれるように、僕は目の前の世界に向かって歩き出した。痛みも恐怖も、全てが過去のものに思えた。まるで眠りにつくように、全てを委ねて。 「ねむい?ねたい?ねちゃいな。眠っているあいだに、つれていくよ。」 その言葉に包まれ、僕は深い眠りに落ちていった。夢の中で僕は、生まれる前の静寂な世界へと帰っていったのだ。 目を覚ますと、そこはもう痛みも恐怖もない場所だった。生まれる前の死の世界。そこではただ、静かな安らぎが広がっていた。 「もうつらくないし、痛くないし、怖くないよ。」 僕はそう確信した。生まれる前に戻ることは、終わりではなく、新たな始まりなのだと。 そして、僕は歌い始めた。 「うた、うたう たのしいー。むかう、むかう、めのまえ。簡単だよ!」 生まれる前の世界で、僕はようやく自由になったのだった。
:歌詞: 生まれる前は しんでいたんだから 生まれる前に 戻るだけだから! きみの 虚しく傷んだおもいと危険思想を ひとつ 分けてはくれないか きみの ただれて腐った未練のかたまりを 惨め 惨めに つみあげて いたい いたい つらいな? うた、 うたう たのしいー むかう むかう めのまえ 簡単だよ! まあ、 生まれるまえは しんでいたんだから 生まれるまえに 戻るだけだから! (からっから) あー 生まれるまえは しんでいたんだから まあ、 生まれるまえに 戻るだけだから。 もう怖くないよ ぼくの 私情にまみれた哀れな 憂いごとを 誰か 一緒に救わない? ぼくの形を 弄って変えちゃう ばけものを ひとつ ころしてくれないか 愉快 不快 喰らいな ねむい?ねたい?ねちゃいな 眠っている あいだに、 つれていくよ おうおうお まあ、 生まれるまえは しんでいたんだから 生まれるまえに 戻るだけだから! (からっから) あー 生まれるまえは しんでいたんだから まあ、 生まれるまえに 戻るだけだから、 もうつらくないし 痛くないし 怖くないよ (ほんとだよ)