第一章「入学」 「ここが、あの有名な【アビリティースクール】か…」 おっと、挨拶が遅れましたね。僕は三苗古博と申します。さっきも言った通りここは【アビリティースクール】といい、能力者がたくさん集まった学校です。ですが…思ってることが一つありまして… 「か…帰りたい…」 そうですよ…帰りたいんですよ。だって僕、ある一族の主?なんですけど、そんな肩書だけで大した能力は持ってないんですよ…あるとしても、一族全員が必ず持ってる【五花】しか持ってませんから…【五花】というのは、いわば、『覚醒』です。そんな覚醒技はさっき言った通り一族全員が持っているので、僕自身は強いわけじゃないんですよ。なのに、こんなところに入学するなんて… 「おーい!!古博ー!!」 誰か来た。誰だろう?遠くだから醜いな…あれは… 「姉さん!?」 あれは僕の双子の姉である三苗新だ… 双子だから当然学年も同じだ。まぁ、そんなこんなで、僕たち、1年の教室の階についた。 たくさんの1年の前に飾られるクラス表。 そこには、3クラスまで飾られてる。 僕と姉さんのクラスはというと… 「2組か…」 さぁ、新しいクラスも決まったところで二人で教室に行こう。 まぁ…無理だと思うけど、平和だといいな… ガラッ 扉を開ける。と同時に怒鳴り声が聞こえてきた。 「お前!そこどけよ!!邪魔なんだよ!!」 うわ…女の子が不良?にからまれてる… 僕が何とかしたほうがいいのかな?それとも… いや考えてる時間はない! 「やめてください。」 …!女の子が言う。そんな口きいて大丈夫なの!? 僕焦りまくり…どうしようどうしよう…!? 「俺様に喧嘩売ってるのか!?」 きゃあああ…不良っぽいやつ怒ってる!! 「…」 どうすれば…どうすれば…!! 「枯花…」 !?女の子の中心から、枯れた花が生成されてく…!? そうだ…忘れてた…ここにいるのはみんな… 「能力者…!!」 僕がつぶやいたと同時に、女の子が口を開く。 「そんなつまらないことでいちいち怒鳴るほうが邪魔だと思いますけど?」 怖いような冷たい顔でにらみつけてくる女の子。 「覚えていろよ!」 不良が捨て台詞を言ってどっかに行く。 ドキッ 僕の心の中で何かを察したような感じがする… なんだろう? 「……」 あれ?声が出ない…足がすくむ… 普通に怖いのかな?さっきあんな感じだったからね… 「ねえねえ!」 「!?」 とっさに声をかけたのは僕ではなく姉さんだった。 姉さんが続ける 「うちは、三苗新!あなたお名前は?」 姉さん、根性あるな… 「勝四季…和菓菜…よろしく…」 へえ、勝四季さんか…僕も仲良くなれるといいな… 勝四季さんが喋りかける。 「あなた…」 「え?」 「あなただよ」 僕が指さされる。(というか指あるの?) まぁ、自己紹介されたらしかえさないと。 「僕は三苗古博。よろしくね、勝四季さん。」 挨拶したが… 「和菓菜。」 「?」 わからないでいると、勝四季さんが口を開く… 「和菓菜でいいよ。古博さん。」 さわやかな声…優しい笑顔… 「よろしく、和菓菜さん。」 ともかく、新しいクラスで友達ができてよかった… 次の日― 「はぁはぁ…」 まだ朝なのに疲れてる… 昨日の愚かさのせいかな? 「おは……よう…」 …あ、これたぶん酸欠だ。坂道上ったばっかだし。 今日も平和でありますに… 【小ネタ】 ※この三人はみんなでいう中学校に通ってます。 ちなみに、みんなの人気者(知らんけど)カラメルプリンがいないじゃないですか~その理由は、この双子は、武器なしでも強い、または武器なしでしか戦えないという武器なしで行ける条件なんですよ。 それがこのアビリティースクールの入学条件なんですよ、でも和菓菜の場合、武器所持しか戦えないんですよ。じゃあなんでアビリティースクールにいるのって話ですよね!和菓菜は飛び級したからです。 とまぁ、結論【カラプリは入学条件を達成していない】ということになります。それではさよならー