VSゼロ・ツー まるで機械の中にいるような道、デジタルハイウェイ。 カービィはワープスターに乗り数々のライバルを倒して進んでいた。 「次のお題はなんだろうなぁ…」 カービィが呟きながら進んでいると、いきなり警報とともに目の前に「BOSS」の文字が浮かび上がった。 その瞬間、カービィの道を塞ぐように雷が道に直撃した。 「え!?なになに!?」 カービィは慌てて減速すると、目の前には白い身体に赤い単眼を持つ何者かがいた。カービィはそれを見た途端、緊張感が急激に増す。 「ゼロ・ツー…!」 「ゼロ・ツー」。カービィが以前助けたリボンの故郷、「リップルスター」の侵略を企て、リップルスターの女王に憑依もした黒幕だ。あの時はカービィがクリスタルとリボンの力で倒すことに成功し、ゼロ・ツーは光とともに消えたはずだった。 「なんで…この前倒したはずじゃ…!」 だが、カービィはよく見てみると異変に気付いた。ゼロ・ツーより天使の輪のようなものは多く、見た目もホログラフのようだ。もしかすると本人では無いのかもしれない。だが、それでもカービィは戦うしかなかった。この先へ進むために。 「よし…!」 カービィはゼロ・ツーと衝突しかけた途端、ステージが変わった。 エアライドのような長めの道で、その先にはゼロ・ツーが待ち構えている。 ゼロ・ツーは起動したかのような音とともに遠くからカービィをギョロリと睨む。 3,2,1,GO! 合図とともに戦いが始まった。 カービィはゼロ・ツーに向かってワープスターで進んでいく。 「もしかして…攻撃してこないのかな…?」 そう思った矢先、ゼロ・ツーの前から突然弾幕が出現した。そのうちの一つは、見事にカービィのワープスターに命中した。 「わぁっ!?」 カービィは慌てて体制を立て直そうとするがゼロ・ツーはお構いなしに弾幕を放ち続ける。 「こんなのずるいよぉ!」 カービィの叫びは虚しかったが、道中にコピー能力「ホイール」の元を見つけた。 「あ!」 カービィはすかさずホイールの元を吸い込み、そのまま飲み込む。 「コピー能力、『ホイール』!」 カービィはタイヤになり一気にゼロ・ツーのところまで進んでいく。 至近距離に行けばゼロ・ツーの弾幕は当たることがないため、カービィはホイールを解除しそこら辺にあったコピーの元を吸い込む。 「コピー能力、『ニードル』!」 カービィはゼロ・ツーに攻撃を始める。だんだんダメージを与えることに成功した。 「よし!このまま…」 カービィが行けると思った瞬間、ゼロ・ツーの身体が浮かび上がりおかしな挙動を取り始め、スピンで一気にカービィをスタート地点へ飛ばした。 「うわぁぁぁ!?」 カービィはまた最初からのスタートになり、ゼロ・ツーの弾幕を避けながら近づいていく。 ゼロ・ツーにまた近づけたカービィは今度は「クイックスピン」のアイテムを取ると、マシンがずっとスピン状態になった。 「うわぁぁあぁぁあぁぁ!?」 カービィは目が回りそうだったが、順調にダメージを与えられていた。そしてまたゼロ・ツーはおかしな挙動を取り始め、カービィをスタート地点に飛ばす。 「またぁぁ!?」 カービィはまたもやスタート地点に戻され進もうとしたが、その瞬間ゼロ・ツーは天使の輪を標準にし目からレーザーを放つ。 「えぇぇぇぇ!?」 カービィは慌てて避けるが、少しマシンが掠れてしまい、ワープスターの体力も危うくなる。 ゼロ・ツーはそんなカービィに構わずもう一度放つ。だが、その間にカービィはゼロ・ツーの元に辿り着いていた。 カービィは必死に近くにあったコピーの元を吸い込み飲み込んだ。 「コピー能力、『ソード』!」 カービィは剣を振り、ゼロ・ツーにダメージを与えていく。 制限時間はもう少なく、ここで決めないと次がない。 「いっけぇぇぇぇ!!」 カービィの最後の一振りがトドメをさし、ゼロ・ツーは徐々に膨れていき一気に爆散した。 ステージも消え、カービィとワープスターはデジタルハイウェイの道に戻っていた。 「勝てたけど…なんでゼロ・ツーがこんなところに…」 カービィは少し考えたが、すぐやめて次の道へと進んでいった。 ーそんなポップスターの景色を、遙か上空、宇宙にいるギャラクティック・ノヴァは静かに見つめていた。
小説版カービィのエアライダー、VSボス編です。 先にボス戦作りたかっただけです。 前回: https://scratch.mit.edu/projects/1364415258 因みに自分はゼロツーめっちゃ大好きですのでエアライダーで出てきてめちゃくちゃ嬉しかったです。cmにも出てきたのでテレビでゼロツー映った瞬間嬉しすぎて声出ちゃいました。