旅の始まりも始まりに、彼女を目にした。 彼女は「■■■■■を殺した」と涙を流す。 我には涙の意味が分からなかった。 我は「それが罪となるのか」と首を傾げる。 彼女に驚かれた。何故だろうか。 彼女は「自分はもう穢れた」と叫ぶ。 我には穢れが分からなかった。 我は「隠し通せばいい」と提言する。 彼女は首を横に振る。何故だろうか。 彼女は「何故自分を責めない」と我にしがみつく。 我には意味が分からなかった。 我は「その必要がないから」と説明する。 彼女は笑った。何故だろうか。 彼女は「君は不思議な人だね」と我を抱きしめる。 我はただ戸惑う事しかできない。 彼女は妙に暖かい。 今日は雨なのだが...何故だろう... 我はただの詩人であるが故に、何もわからなかった。
家から逃げ出してすぐ、あの人を目にした。 ボクは「■■■■■を殺した」と涙を流す。 だけど彼は「それが罪となるのか」と首を傾げた。 意味が分からない。 そうじゃなかったらボクは泣いてなんかいない。 ボクは「もう穢れたんだ」と叫んだ。 だけど彼は「隠し通せばいい」と言ってきた。 そんなのできっこない、 彼には分からないのだろうか。 ボクは「何故ボクを責めない」と彼にしがみつく。 だって、責められて当然のことしたんだから。 でも彼は...あの人は... 「その必要がないから」と説明した。 思わずボクは笑った。 ボクは「君は不思議な人だね」と彼を抱きしめた。 すっごく冷たかったけど、気にするもんか。 ボクの心が妙に暖かくなるのを感じる。 今日は雨だけど...それでも... 彼はボクにとってのヒーローなんだから、当然だ。