嗚呼、結局のところ何を忘れてほしくないんだって? 野暮だな、そんなの一つに決まってるじゃないか。 __僕の存在を。 ⋯そうだ、結局のところそれしかない。 傲慢だよな。どこまで行っても。 自分は此処にはもう居ないというのに、そのくせ忘れてほしくないんだろ?それはもう我儘の範疇では足りない。ただの幼子が見せる、自己顕示ではない。 そして、傲慢なのはそうだ。 ⋯そうだ、が。 きっと僕は、強欲であり、怠惰であり、嫉妬であり、 悍ましいほどの罪を重ねた、人とも言い難いナニカなのだろう? 知ってる。 僕はそれを知っている。 だからこそ、それでも切に願ってしまう。 忘れられないことを、覚え続けてもらうことを。 ⋯こんな僕を、まだ大切に心の宝箱にしまってくれている人は未だいるのだろうか? 居てくれたら、素直に嬉しいな。 ズタボロになって、辛くて、痛くて。だけどまだ前を見据え続けたくて。殴られても刺されても頭をかち割られても、私は祈り続けたいのだ。 祈るのはらしくないって? いいだろう?今日は僕のハッピーバースデー。折角の節目なのだから少しくらいはらしくなくても。 少しは縋らせて欲しいかな。 愛とかいう、本当に実在するかわからない、私にとっての虚栄に対して。 そうして、いっそ堕として欲しい。 縋らせて、堕として。それでまだ震える何かがあればきっと僕は、まだ捨てきれていない証拠になるから。 ⋯忘れきれていない証拠にも。 少し、期待させてくれよ。 やがて廃れていくこの世界と、私が居た事実。 それらを、ずっと覚えてくれる⋯狂人がいるであろうことを。いつかは消える大切だったを、脳裏の片隅に置いてくれる人が居ることを。 なぁ、もう一度だけ考えてくれ。 お前は。お前らは。 ⋯何を思って深淵に潜っている? その深淵には、何がある? ⋯いや、何でも無い。 忘れておくれ。 ああそうだ、一つだけ言いたいことがあったのだ。 「なぁ、お前達⋯支配を取っ払って_」
「嗚呼 明日になったら映画でもどうかな?」 ___ 音:錠剤-TOOBOE 8/26-3nd anniversary ___