はい、お気に入りのキャラはしっかり考えてきました!いや~どれだけ重くできるか... ※グロ注意 考察してみてください((((((((((((((( ======================= たしか……いつだったか。 子供のころの記憶が、なくなったのは。 ……そうだ。 たしか、好きなチョコをお父さんに買ってもらって、一緒に割って食べてたっけ。 夜ご飯の前なのに二人で食べるから、お母さんによく怒られてた。 「夜ご飯、食べられなくなっても知らないからね」って。 ……今思えば。 幸せだったなぁ。 ====================== 「ヒイロ!?なんで今の時間にチョコ食べるの!?」 「だって溶けちゃうでしょ?早めに食べないと……」 「チョコはそんなにすぐ溶けないからね?」 「えー……でももう食べてるし……」 「はぁ……お父さんもなんで止めないの……」 「いや~、子供のときくらいは好きなもの食べさせてやらないとなって思ってな!」 「そんなこと言って我儘な子になったらどうするの」 「大丈夫、大丈夫!」 「もう……」 二人は笑っていた。 俺は、その二人の会話を聞くのが好きだった。 くだらない話でも、二人が楽しそうに話しているのを見るのが好きだった。 俺も、その輪の中にいることが好きだった。 その日は、俺の誕生日だった。 お父さんは、俺の大好きなチョコを買ってくれた。 そしてお母さんは、 「6歳の誕生日おめでとう」 と書かれたメッセージカードと、一つのペンダントをくれた。 白い鎖の先についた、小さなペンダント。 光を受けるたびにきらきらと輝いていて、子供の俺には、それが宝物みたいに見えた。 嬉しくて、俺は毎日それを身につけた。 友達にも見せた。 親戚にも自慢した。 それが嬉しかった。 俺は炎を操る能力を持っていた。最初はかっこいいとか思っていたが、思いのほか操作が難しく、能力の使用は成長するまで禁止された。当たり前のことだ。 今までは能力を使うことなく、そんな平穏で、楽しい生活を送っていた。 だから俺は、能力を使わずに毎日を過ごしていた。 両親と話して。 友達と遊んで。 そんな、平穏で楽しい毎日だった。 そして、俺が八歳になった誕生日の夜。 俺は自分の机に向かっていた。 手にしているのは、あのペンダント。 三年間、毎日のように身につけていたせいで、少し汚れていた。 もう落ちないような小さな汚れまで、俺は毎日のように拭いていた。 「……綺麗になったかな」 そう呟いて、ペンダントを光にかざす。 白い鎖が、淡く輝いた。 その頃、俺の能力は少しずつ強くなっていた。 それは、本来なら喜ぶべきことだったのかもしれない。 だけど俺は怖かった。 もし、いつか炎を制御できなくなったら。 もし、自分だけじゃなくて。 大切な人まで傷つけてしまったら。 考えるだけで胸が苦しくなった。 だから俺は、空いた時間があればペンダントを拭いた。 大切なものを綺麗にしていれば、少しだけ安心できた。 でも、八歳になってから、その不安は日に日に大きくなっていた。 怖い。 自分の能力が。 そう思っていた、その時だった。 突然大きな音が鳴り響いた。 その音に反応して両親が部屋に入ってきた。 「ヒイロ!?大丈夫!?」 「あぁ...ペンダントを落としてしまったのか」 そうお父さんは言って、落としたペンダントを拾い上げた。 「お父さん...な、直りそう...?」 「ん~...ちょっと厳しいかもなぁ...」 その言葉に少し動揺した。もらったものを自分で壊してしまった罪悪感が俺の心を絞めつけた。 罪悪感が重なって...俺の手からは無意識に炎が出ていた。 ======================= 小学低学年のころの子供って精神的に不安定だからこのころの子供は怖いですよね(?)
使い方の続き ======================= 俺たちは、しばらくペンダントを見つめていた。 誰も、気づいていなかった。 俺の手元から、まだ小さな炎が揺れていることに。 「ヒイロ。物はいつか壊れるんだから……そんなに思いつめなくて大丈夫だよ」 お母さんが、優しくそう言った。 その瞬間だった。 ___焦げ臭い。 鼻を刺すような匂いが部屋いっぱいに広がっていく。 振り返ると、カーテンが燃えていた。 「……え?」 一瞬、何が起きているのか分からなかった。 炎はカーテンから本棚へ。 本から紙へ。 次々と燃え広がっていく。 燃えるスピードの方が速く、消化できる段階をすぎていた。 俺は怖くて、こわくて、部屋の隅で震えていた。 俺は動けなかった。 怖かった。 ただ、怖かった。 そんな言葉が頭の中を回っていた。 頭の中が真っ白になる。 両親は部屋から出ようととしたけど、扉の金属部分が温められ、歪んでしまって開けられない状態になっていた。両親は俺の元へ走ってきて、炎の方向に背を向けて、俺を守ってくれた。 両親も震えていて、煙でせきこんでいた。俺は泣くことしかできなかった。助けて、何度そう願ったのだろう。 燃えている本棚が倒れてきて、両親の頭に直撃する。血の匂いと、人が燃えている匂いが俺の目の前で漂う。怖かった。ただその光景が、自分が感じている感覚が。親が目の前で。自分を庇って死んで。頭がまともに働かない。煙のせいで頭が朦朧としてくる。 ただかすかに見えた光景。黒い鎖が俺の周りを囲い、火から俺を守ってくれているという奇妙な光景。ただ鎖から熱が伝導してきて、とてつもなく熱くて、苦しかった。肌が焼けているのを感じた。俺は耐えられなくて、気を失った。 目が覚めると、白い天井が見えた。病院なのか...?息苦しさも、肌が焼ける苦しみも感じない。助かった...?そう思って周りを見回した。でも両親の姿は見えなかった。 2人は...? 部屋を見回す。 どれだけ探しても二人の姿は、どこにもなかった。 胸の奥が、急に冷たくなった。 しばらくすると医者と思われる人物が話しかけてきた。 でも、聞きたくなかった。 聞いてはいけない気がした。 怖かった。 何かを聞いてしまったら。 何かを知ってしまったら。 また、大切なものを失ってしまう気がした。 だから俺は、耳を塞いだ。 何も聞きたくなかった。 ======================= それから無事退院できたが...重度のパニックで、子供のころの記憶がところどころなくなった。両親と幸せに暮らしていたと思われる記憶。熱くて息苦しくて、死を感じた記憶。そして...親が俺を守ってくれていた記憶。それ以外何も思い出せない。 そして俺の影から、黒い鎖が現れるようになった。 危険が近づけば、俺を守る。 怖くなれば、俺を包む。 まるで俺を守ることだけを目的にしているみたいに。 不思議だった。 だけどその鎖があると、少しだけ安心できた。 ずっと鎖と一緒にいた。 ただ...いつからだろう。 人と一緒にいることが怖いと思うようになったのは。 物を使うことさえ少し怖く感じる。 理由は分からない。 ただ、本能が言っている。 一人でいるほうがいい。 そのほうが、誰も失わなくて済む。 そのほうが、誰も傷つけなくて済む。 だから俺には、この鎖しか味方がいない。 ……そう思っていた。 でも...。 それがどうしても、つらかった。 「俺は……」 自分の影を見る。 俺は……なにか、間違ったのかな…… ======================== はい、正直に言うと...もっと重くしたかった()