第一話 https://scratch.mit.edu/projects/1385469650/ 第二話 https://scratch.mit.edu/projects/1385680254/ みんな元気にな 今日は学校かあ 2人も見てくれてうれぴい 今回の投稿時間:9時41分 気に入ったら星とハート おはようございます! 更新時間:6時43分 最更新:5時10分
第1話:爆音のエンジン、パンの産声! 【2025年12月30日。大阪・西成のガレージ】 「……よし、ここを締めれば完璧や。BEKF5(ビィカリファイブ)の名にかけて、絶対妥協はせぇへんぞ」 薄暗いガレージの中で、16歳の少年・KAIKAIはスパナを回していました。彼の顔はオイルで真っ黒。でも、その瞳はダイヤモンドみたいにキラキラ輝いています。 目の前にあるのは、普通の軽トラック……だったはずの乗り物。 KAIKAIの手によって、後ろには巨大な「石窯(いしがま)」が積み込まれ、エンジンはスーパーカー並みの爆音が出るように改造されています。 車体には力強い文字でこう書かれています。 『ドドドドドドドドドッドーパン屋』 「KAIKAI、本当にそんな車でパンを売るのかい?」 近所の整備士のおじいさんが心配そうに言いました。 KAIKAIはニカッと笑って、真っ白なコックコートの袖をまくりました。 「じいさん、パン屋がお店で待ってる時代は終わったんや。これからは、パンの方からお客さんに突っ込んでいくんや! 16歳の俺が、この『ビィカリファイブ』の魂を込めたパンで、日本中を元気にしたるねん!」 【初出撃!ターゲットは「お腹をすかせた帰り道」】 「ドドドドドドドドドッドー!!」 地面をゆらすような重低音とともに、KAIKAIは街へ飛び出しました。 向かったのは、夕方の駅前。塾帰りの小学生や、仕事でヘトヘトになった大人たちがたくさんいる場所です。 KAIKAIは運転席でニヤリと笑いました。 「よし、走行中の振動で生地の熟成はバッチリや。エンジンの熱で予熱も完了。……スイッチオン!」 KAIKAIがボタンを押すと、走行中だった車から、香ばしい、めちゃくちゃいい匂いがブワァーッ!と街中に広がりました。 「なんやこの匂い!」「めっちゃいい匂いする!」 歩いていた人たちが足を止めます。そこに、爆音とともに真っ赤なドドドド号が登場! 「はい、毎度! お待たせ! 世界一やかましいパン屋やで! 今、この瞬間に焼き上がった『爆走クロワッサン』食わんと一生後悔するで!」 【ビィカリファイブの魔法】 KAIKAIが後ろの扉を開けると、そこには黄金色に輝くクロワッサンが山盛り。 一つ買った塾帰りの男の子が、一口食べました。 「……サクッ!!」 音が街中に響くほどの良い食感。 「うわああ! なにこれ! 中がモチモチしてて、バターの香りが脳みそまで届くみたいだ!」 「当たり前や! それが俺の秘密の焼き方や!」 KAIKAI(BEKF5)は、一人ひとりに「明日も頑張りや!」「テスト、100点取れる魔法かけといたで!」と声をかけながらパンを渡します。 あっという間に100個のパンは売り切れ。 でも、その様子を遠くから見つめる黒い影がありました。 「フン……16歳のガキが『ビィカリファイブ』を名乗るとはな。パンの本当の『冷徹さ』を教えてやるよ」 KAIKAIの前に現れる、最初のライバルの予感。 伝説の物語は、ここから加速していくんや!