side:真琳 花憐ちゃんを職員室から見送った後のこと。俺と静瀬が鍵を持つ”学園長室”にて。 「...静瀬、居るんやろ?はよ出てこいや。」 「何故...分かったんです?」 柱の陰から静瀬...俺の従者、兼高等部2-A担任が出る。 「胃腸薬と、レイピアの鉄の匂いがあっただけやよ。」 「...相変わらず、鼻が凄く利くようで。」 ...そう、私は嗅覚過敏に近しい症状を患っている。 「...いや、鉄の匂いが強いな?今まで居なかったんも、侵入者への対処、だったんか?」 「...はい。流石に主様のお手を煩わせられませんので。」 俺の直属従者、シゴデキ過ぎないか...???(( 「んで、どうしてきたん?その侵入者。」 「いえ、侵入者では無かった..とでも言うべきか、」 え??どーゆー事や...?侵入者やのに侵入者やない? 「あの、解いて欲しいんですが...」 その時、静瀬の背後にある椅子に初めて視線が行った。 弱々しい制服姿で、目に光を宿していない少女の姿。 「...キミは?」 「...打飛 椎名(うちとび しいな)。シイナで良いよ。」 打飛椎名ちゃん...聞いた事があるな。 「...あぁ、確か停学処分の子やったっけ?」 「...あ、はい...っ!」 この無法地帯でも一般人を32害すると罪には問われる。権能で一般人を事故に遭わせてしまった、彼女のような生徒を受け入れて過去から救うのもこの学園の役目だ。 「あの、私の居た2-Aって、新入生とか来ました?」 「あぁ、一人。紫陽さんって子が。」 その瞬間、椎名ちゃんの目は見開かれ、怯え始めた。 「...あのっ..保健室登校、って大丈夫ですか...?」 彼女は、”紫陽”という名字に反応した。彼女には誰かしら ”紫陽さん”との「何か」があったのだろう。 「...分かったわ。養護教諭の先生、カウンセラーさんにはあとで俺が事情を報告しとくな。」 「...ありがとうございます。助かります...では...」 そう言い、いつの間にか解けた紐から抜け出して彼女は退室した。俺は生徒たちの人間関係に首突っ込むような人間ではないが、彼女たちの人間関係は少しばかり調べる必要もありそうだった。 メモクレに続く
side:花憐 時は進み、教室前にて。 「...では、私はコレで。」 「あのっ...!ありがとうございます...!」 私は、丁寧に案内をしてくれたフェン先生にお礼を言う。すると、彼の口から衝撃の言葉が飛び出てきた。 「2-Aの担任である和友さんは一体...」 そんな事ある?転入生来るのに担任が放置とか...(( 「放置やないよ〜w倒れたんで欠席〜w」 「...真琳先生!?」 「いえ〜いっ☆(呑気に両手でピースをしている)」 本当にどこから湧いて出てきたんだ...しかもまた心を... 「というか、和友先生...って?」 「知ってんとちゃう?静瀬和友。俺の従者やww」 あの人、教員でもあったのか...確かに賢そう。 「...って事で暇になった俺が直々に担任代理に来た...って訳や!フェンは職員室まで戻っててええよ!」 いやいや流石に滅茶苦茶だろう...と思ったらフェン先生は、「...ハァ、承知しました。(諦め気味)」と言い放つ。 ...何だろう、すべてを諦めた人の目をしていた気が。 「じゃ、教室入ろか!」 「え、は...はい...?」 ガチャリ...(扉が開く音) 「は〜い皆さん注目!今日は新入生が居る...んだけど、静瀬先生が胃痛と過労でぶっ倒れたので、代理役で俺が新入生の紹介をさせて頂きます!先に質問ある〜?」 胃痛と過労って...元凶が真琳先生な気がしてならない...(( と思っていると、元気な男子の声が。 「転入生って女の子ですか!?」 「女の子だよ〜!一応言うとすっごい可愛い子!」 ...彼女は前職がホストだったのか褒め上手...と思ったら ”すっごい可愛い子”という言葉に反応した子(※主に男子)が大騒ぎ。これ出づらくなってるな。 「じゃ、入ってきて〜!」 「あ、はい...っ!」 教室に入ると急に静かになる。正直怖い。 「んじゃ、名前、漢字で黒板に書いて!」 「え、あ、はい...?」 白いチョークで”紫陽花憐”と書き、向き直ると、 「あじさい...さん?」 いや、確かに一部ならそう読めるけど!! 「紫陽 花憐です。好きなように呼んで下さい。好きな科目は音楽です。よろしくお願いします...」 ...一礼する。けど凄い静か。私何か間違えたのかな...感情表現が乏しいと、一緒に居ても退屈だと言われ続けてた私が、今更仲良くするなんて...無理なのかな...と少しだけ寂しい気持ちで居た瞬間、クラス中で拍手が起こる。 挨拶も特に面白いわけでもない、私が称賛を浴び、拍手喝采を受けている。私にとって不思議だった。 「...え?」 「花憐ちゃん、ここは、このクラスは。キミが思ってる人間と違う、そんな人達が集まってるんよ。だから、少しでも良いから、心を開いてもええんやないの?」 ...あぁ、そうか。この人は全て気づいていたんだ。私が新入生として入ってくるプレッシャーも、緊張も。 「席は...このクラスに空いてる席ってあるんか〜?w」 「先生〜!ここ空いてま〜す!」 後ろの方で茶髪の男子が隣の席を軽く叩いていた。 「んじゃ、そこにするかっ!」 いやノータイム決定!?意見とか聞かないのか先生!?というか、私視力良いとは言い難いけど大丈夫かな... 「何かわかんない事あればクラスの子に聞きなね〜っ」 「んじゃ、ぐっばい☆」と冗談めかして言い、教室から先生は去っていった。なんで学園成り立ってんだ(( そんな事を考えていると不意に肩を軽く叩かれる。 「改めてよろしくな!」 「あ、えと...」 私が反応に困る中、ジト目でヘッドフォンを身に着けた女の子が歩いて来る。そしてバッサリ、 「...女子と交流持とうとしてるなら安心しな、アンタは一生モテないから。」 「酷くね!?」 一蹴した。凄い毒舌だな...多分仲が良いからこういう事も言えるんだろう、羨ましい。 「あの〜...え...っと、まず、名前は...?」 名前が分かんなければ、やはり呼びようがないだろう。 「俺?優等生で天才こと千希くんだ!名字は教えてやらんからな〜!」 「...鐘部このあ。一応コイツとは幼馴染。」 二人の名前にはきっと私とは違って、良い由来があるんだろうな...と若干の思考放棄&考え事をしていると、 「なぁなぁ、花憐の歓迎会とかやらね?」 ...私はそんな脈絡のない言葉を耳にした。 「...えぇ...っ?」 to be continue...=〉次回のタイトル予定 「お前ら!人生は謳歌しなきゃ勿体無ぇぞ!」 ーーーーーーーーーー あとがき 分かる人は分かるよね。空白を入れて見やすくなるようリニューアルしたぞぉぉ!!(現在俺は深夜のノリです)一応言いましょう。椎名ちゃんはめっちゃメインキャラです!!中に入っているシイナちゃんの髪飾りも、あとタイトルも彼女の過去に関する重要な考察要素。さて、またもや話すネタが無いのでコラボキャラの語りでも...(※長文です)↓ 千希くん 自己紹介の台詞は別コラシのサンプルボイスを少し参考にして、コラシのQ&A欄を見た時に優等生なのを誇っていそうだったんで、チョイスしていたり。正直、めちゃ台詞を考えやすかったですw彼は帰宅部希望という話がコラシで出たけど、その理由がめちゃ好きだった。この話は別PJで言った事あるけど、本っ当に彼のビジュ好きです...!アホ毛ある男子が最高なんで... このあちゃん 元より彼女は推しですね!!花憐ちゃんと一緒にいる時は勝手に”ヘッドフォン組”と呼ばせて貰いますか!多分この世界では比較的常識人になるかと思いマス!ちなみにコラシにはゲームが出来る部活...と書いてあって、”ゲーム同好会”なるものを作る事は決定してたんでソコに入れたいと考え中です!!毒舌をどの加減にするかが難しい...口調の練習になるんで募集系って良いですね...w ちなみにこの二人は、別作品にも参加して貰ってるんで、そっちのサンプルボイスも参考にしてマス...w ーーーーーーー 今回コラボさせて頂いたキャラ lancenight様 フェン・リスティルさん hm2012様 苗野千希くん / 鐘部このあちゃん