私は研究者。 昔は色々とあったが、今は大勢の助手に囲まれて巨大な研究所で好きなことをしている。 ある日の深夜。 突然窓ガラスが割られ、1人の男が研究所に入ってきた。 「やい、俺は強盗だ。この拳銃は飾りじゃないぞ。後は分かるな、ここで一番高価な薬を今すぐに用意しろ。さもないと……」 私はため息を吐き、交渉に臨んだ。 しかし、交渉は失敗に終わり、例の薬品を渡すこととなった。 「これはなんだ」 「不老不死の薬だよ。これは……」 「なんだと、早くよこせ」 「あっ……」 私の言葉を遮り、強盗は薬を飲み干した。 「しっかりと説明を聞かないかね。それは失敗作だよ。君はあと3年もしたら死ぬ」 強盗は青ざめた。 「なんだと……」 「しかし対処法もある。あと2つの薬を服用すれば君は晴れて不老不死となる」 「ならその薬を飲ませろ」 「それはいかん。危険なため作り置きはないのだ。君がここで働いて作りなさい」 私は強盗に1枚の契約書を突き出した。 強盗はせめてもの抵抗を見せたが、結局は3年間の雇用契約を結び窓から帰っていった。 強盗が帰ると、私は1人で回想に浸った。 研究所相手に強盗を繰り返していた、700年前の頃のことを思い出して。
©@jiro-sia ▼カクヨム版 https://kakuyomu.jp/works/11054822662650563319 【制作後メモ】 制作時間:22分(筆記時間含む) AI使用範囲:校正、タイトル考案 アイデア:学校の図書室をうろついていたら出てきた なんか学校の図書室の雇用系の本棚をうろついていたらショートショートによくある研究者と犯罪者を組み合わせて捻ってみたくなってですね…… たぶん大して捻れてないけど。 いつかは2000字のショートショートを書けるようになりたいです。