読書開始:2026年10月12日 読了:2026年10月13日 この本との出会いは今でも鮮明に覚えている(※昨日)。 久しぶりに定期診察以外で病院を訪れた帰りに本屋に寄って『呪術』の22巻と中東情勢に関する解説書を買って店から出るとなんと『楽園』と題された本が……!! 少ない色で描かれた禍々しい表紙。 内容に沿ってデザインされた聖書らしい二字熟語のタイトル。 他の作品とは異質なオーラを放つ堂々としたキャッチコピー。 幸か不幸か、翌日も病院に行ったので『楽園』を買って帰った。 「一人を犠牲にしなければ脱出できない」「殺人犯を見つけてはならない」の次は「殺人犯にならなければ脱出できない」。 一体どんな"禁忌の驚き"を見せてくれるのだろうか、とワクワクしながら読み始めた。 もうミステリ作品も40作以上読んでいる。 なのである程度予想がついた展開もあった。 前二作の傾向から「あの人」が登場することも、誰として登場するかも大体当たった。 途中で、大変失礼ながら「この作品は大した驚きを見せずに終わってしまうのではないか?」と心配してしまったこともあった。 しかし、またしても夕木先生は、「あの人」は、とんでもない驚きを見せてくれた。 『方舟』から「意外な人物を疑ってみる」ことも『十戒』から「一語一句の意味をじっくりと吟味しながら読む」ことも心掛けた。 しかし、夕木先生は大衆の盲点を突いて今回も魅せてくれた。 なんとなくで『方舟』と『十戒』を手に取ってもう一度読んでみる。 学校を早退したので時間はたっぷりあった。 せき込みながらヒゲダンを聴きながら読み直し、また発見や考察があった。 『方舟』のあの部分は伏線だったというささやかな驚きも。 やはりシリーズものは面白い。 次は東京創元社かららしい(https://x.com/tokyosogensha/status/2093250286269972639)。 同じシリーズかどうかはわからないが、次を勝手に楽しみに待とうと思う。