ペットの生体販売を一律で禁止にしても、根本的な解決には届きません。それどころか、別の深刻なトラブルが次々と裏で噴出するだけ、というのが私の率直な考えです。 実際、保護犬や保護猫の審査基準はかなり厳しいのが現状。一人暮らしや高齢者、共働き世帯には高いハードルがあり、飼いたくても諦めるしかないケースが本当に多いのです。多様な生き方がある現代だからこそ、正規のショップから健康な動物をきちんと迎えられる選択肢は残しておくべきではないでしょうか。 それに、表の流通を完全に止めてしまえば、裏で「闇市場」が生まれるのは目に見えています。無免許のブリーダーや密輸が横行し、劣悪な環境での取引が増えてしまっては、それこそ動物たちの命が危なくなってしまいます。 そもそも、本当にやるべきなのは全面禁止ではありません。飼い主の責任の義務化や悪質業者の厳罰化など、「適切なルール作りと取り締まり」に尽きると思います。極端な規制に走るより、持続可能な共生社会をリアルに模索していくことこそが必要なはずです。