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BGM @710666 さんより https://roudokus.com/Taketori/001.html より いまはむかし、たけとりの翁(おきな)といふものありけり。野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことにつかひけり。名をば、さぬきのみやつことなむいひける。その竹の中に、もと光る竹なむ一(ひと)すぢありける。あやしがりて、寄りてみるに、筒(つつ)の中(なか)光たり。それを見れば、三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり。 翁いふやう、「我(われ)朝ごと夕ごとに見る竹の中におはするにて知りぬ。子になりたまふべき人なめり」とて、手に打ち入れて、家へ持ちて来(き)ぬ。妻(め)の媼(おうな)にあづけてやしなはす。うつくしきこと、かぎりなし。いとをさなければ、籠(こ)に入れてやしなふ。