目の前に広がる光景。それに“光”など無い。 認めたくない現実。だがそれは視覚、聴覚、嗅覚…五感全てを使って迫ってくる。光…そんなもの、元々無かったのではないのだろうか。この世界は、偽りの幸せに踊らされている。そしてそれに気づいた時、そこには絶望のみが虚しく残っている。それはカサカサと音を立てる枯葉、冷たい風がより一層引き立てる。さっきまでの輝きは、音もなく散った。独り残された自分は、これからどうすればよいのだろうか?
彼に希望は無い。