ゴミ箱にあった。 つぶらなひとみをしてこちらを見てきたために、ぼろアパートぐらしの僕でも、見捨てられず、拾ってきた。 その日の内に、大家に話をつけた。 大家は気前のいい人だったので、彼を招き入れるのに、すんなり許可をしてくれた。 彼は家についたら鳴き声ひとつあげず、僕から飛び降り、家を歩き回った。 満足したのだろうか、また僕のところに戻ってきて、「僕のことを持ち上げて」と言わんばかりのこれまたつぶらな瞳で僕を見たため、彼を拾い上げた。 すると彼は1分も経たない内に僕の懐の中でスウスウと息をしながら眠った。 気がつけば外は夕暮れの橙に染まっていた。 まあつまりは制作放棄したってことです。
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