原稿 第二章 真夜中の悪夢 夜になりバイトはいつものように村のパトロールを行っていた。 「なんか嫌な予感がするなぁ…。」 「今日はモンスターも来ないし良い日じゃないですか」 村防衛隊六番席デイムが言った。 「そこが怪しいんだよ気付け、あほんだら。」 村防衛隊三番席キュトスがにらみながら言った。 「亡者どもが作戦を立てるとでも…」 途中でキュトスがデイムの口を掴んだ。 なんですかと言おうとしたが黙れと言わんばかりな表情なのでやめておいた。 「なんか来ますね……。」 「うむ…とんでもねぇやつが」鋭い目で言った。 数十秒後デイムや村の連中にも聞こえてきた。巨人がかけっこでもしているようなデカく小刻みな音が。 「村防衛隊全員読んでこい!村の人たち全員を非難させるんだ!」 バイトが大きな声で言った。 「了解!」「にょうまい!(掴まれてちゃんと喋れない)」 二人はダッシュで命令を実行した。 「嫌な予感はゲイルが勝手にひねりあげ(大好物)でも食べたのかと思ったが…こっちか…。」 バイトはいつ襲いかけられても大丈夫なようにグレイブで姿勢を構えた。 数分後ゆれの正体が判明した。ルビーゴーレムどもである。 全身石でできていてルビーの宝石が身体中に散りばめられていて、魔法で動くモンスターである。バイトは全力走りルビーゴーレムの大群へと向かった。 「グレイブ拳二ベノムフローズンスカイ!」 バイトが叫ぶと突然地上から大氷河が現れルビーゴーレムの大半が氷河によって凍りついてしまった。そして緑色の雲が現れ緑色の雨が降った。それに触れてしまったルビーゴーレムは急に苦しみだし息絶えてしまった。 大群だったルビーゴーレムが一瞬で数えるほどになったのだ。 残りのルビーゴーレムはグレイブでバッタバッタと薙ぎ倒していった。 「なんて強さなんだ…。」 そしてバイトはたった数分でルビーゴーレムの大群を倒してしまった。 そして村に戻ってきたバイトに歓喜の声が上がりいっせいの拍手がなった。 「すごいですね!バイトさん!」 「いやぁどうってこと……」 また急に地響きが鳴り出した。 今回は小刻みではないが遥かに大きい音だった。 後ろを振り向くとその正体はルビーストーンモンスターであった。3体もいる。 「お供します!」キュトスが言った。その後続いて「僕も!」とデイムが言った。 「全然大丈夫だ。私一人で十分……。」 「みんなで協力してからこそ隊というのではないのですか!」キュトスが叫んだ。 その叫びに一瞬バイトはひるんでしまった。 「そうですよそんないっぱい倒しちゃったら僕たちの出番がないですよぉ」 デイムが言った。 バイトはしばらく黙った後この言葉を告げた。 「いいだろう……。その代わり!絶対死ぬなよぉ!」 「ウオォぉぉぉぉぉぉーーー!」隊の声は村中響いた。 隊はルビーストーンモンスターに向けて出陣した。 ルビーストーンモンスターは待ってましたと言わんばかりに攻撃をかましてきた。 ミサイル弾を発射したり子分を召喚したりしてきた。 しかし隊は怯まず突進しグレイブを投げたりした。 あまりの勢いとグレイブによりルビーストーンゴーレムは身動きが取れなくなってしまった。 そして大空にバイトが飛んだ。 「グレイブ拳四アルティメットヒット!」 そうして振り回しルビーストーンゴーレムの頭に当たるとそのグレイブが何回もエコーした。 そしてルビーストーンゴーレムの頭はもげて取れてしまった。 その後バイトは残りの2体に飛んでいきこの技を放った。 「グレイブ拳一引き寄せ雷鳴突き!」 突然ルビーストーンゴーレムの頭が引き寄せられそこに大量の雷が降った。 とんでもない衝撃にルビーストーンゴーレムは倒れてしまった。 その後しばし沈黙が続いた。 しかし誰かが「ルビーストーンゴーレム敗れたりぃぃぃぃぃ!」 その後歓声の声が上がった。 「やっぱりすごいですねバイトさん!」デイムが言った。 「グレイブ拳の仕組みってどうなってるんですか?強すぎません?」キュトスが質問したがバイトは答えてはくれなかった。 グレイブ拳はストロングザ家の祖先が作った最強の型である。グレイブ拳は思いの強さによって出たり出なかったりする。そして想いによってすごい強くなることもある。つまり思いが強ければ強いほどグレイブ剣を使いこなせるし強い。 そして代々受け継がれてきたグレイブ、そしてストロングザ家でないと何故かグレイブ拳が使えない。 そしてグレイブ拳のことを血縁関係のない者に話すと話した人はグレイブ拳が使えなくなる。(昔そうなった人がいた) だからバイトはグレイブ拳のことを誰にも話せないのだ。 「よし!宴だ宴!みんな騒ぐぞぉぉぉ!」村防衛隊4番席で村一のお調子者チョリスが言った。「な!隊長!いいだろ騒いでもヨォ!」 「……よし。休もうか!」 「わぁぁぁぁぁぁぁぁい!」みんな叫んだ。 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 後ろから隊員の叫び声が聞こえた
グレイブってあれのことっすよ