旗を押しても何もありません。 小説は「メモとクレジット」に書いています! ====================== 私の小説である「謎解きタイムスリップ」をリライト(書き直し)しました! 大まかな内容は変わっていませんが、表現を変えてみたり小説のルールにのっとって書き直しました! ぜひ修正前の「謎解きタイムスリップ」と見比べて、私の成長を感じながらお読みください! ↓謎解きタイムスリップ https://scratch.mit.edu/projects/411100601
※この作品はフィクションです。小学生向けだということもあり、ひらがなが多くなっています。ご了承ください。 私、睦月春香。小学6年生。隣にいるのは、小学1年生の弟、睦月春。私たちは、お母さんに頼まれておつかい中。それで、いつも通りに買い物をして、公園に寄り道をしてから帰る。はずだったんだけど……。 「春!待って!」 「お姉ちゃん!助けて!怖いよ!」 急に春の後ろに台風並の風の渦ができて、春が吸い込まれそうになってるの。助けたい気持ちが私の体と心を動かす。近付いたら、あっけなく私も吸い込まれちゃった。 気が付くとそこは知らない道。田んぼと田んぼに挟まれている、あぜ道...…かな? 隣には刀をこしに差している人が通りがかり、建物の中には着物を着ている人がいる。 「お姉ちゃん、ここ……どこ?」 「どこだろう?スマホはっ……!」 ダメだ。圏外になっている。 「ねぇ。僕、漫画で見たことがあるような気がする。」 「え?どんな本?」 「えっと、確か……。『戦国時代に学べ』だったような……?」 それだ!春が「ここはどこか」が分かるヒントをくれた。 「多分ここ、戦国時代。学校で習った戦国時代の格好と似てる。」 「えっ?どういうこと?」 春は混乱している。無理もない。 「多分だけどね。戦国時代、つまり過去に来ちゃったかも。」 「え……?」 「春……。」 現実に言葉にすると不安や悲しみがおそってくる。 「……ちゃん。……れるよね?」 「ん?」 「現代に帰れるよね?お姉ちゃん!?」 「……うん!絶対、きっと帰れるよ!」 返事はすぐには出なかった。私も、自信がなかったから。 春のためにも、現代に帰らなくちゃ! 現代に戻るための手がかりはないか、と歩きながら探すことにした。しばらく歩くと、人が集まっているところが見えた。集まっているところに近付くと、だんだん天守閣が見えてきた。どこかで見たことがあると思ったけど、思い出せないな。 「お姉ちゃん。あれは何?」 「うーん。思い出せないなぁ。」 「そっか。」 「春は見覚えない?」 「えー。難しいな。」 2人で話していたら誰かに声をかけられた。 「貴様、何者だ?見かけない者だな。」 「「えっ?」」 2人そろって声を上げ、ふりかえった。そこに居たのは私達もおどろく人物だった。 「ん?貴様、我を知らぬか?」 「知りません……。」 私はそう答えたけれど、春は違う回答をした。 「知ってる!織田信長でしょ?」 「おっ。知っておったか。」 「おっ織田信長!?」 まさか。そんな有名人がここに居るだなんて。 「様をつけないとは何様だ。」 「いいえ。信長様、失礼いたしました。」 「うむ。そなたはこの城を知っとるか?」 信長様は私達が名前の思い出せない城を指した。 「知りません。」 私が縮こまって答えると、信長様は、優しい笑顔で答えた。 連れてこられたのは安土城だった。なにか話をするみたい。 「お前たち、どこから来た。」 「えっと、信じてもらえないと思うんですけど、未来から来ました。」 おそるおそる答える。 「なっ、なに?未来じゃと?」 「はい。それで、町を歩いて未来へ帰る方法を探していたんです。」 「そうか……。そなたは時を行ったり来たりできる言い伝えがあるのは知っておるかの?」 「いいえ。」 「教えてほしいか?」 私と春は顔を見合わせる。もちろん、返事は決まっている。 「「はい!」」 「それじゃあ教えてやろう。」 信長様はまた優しい笑顔を浮かべた。 「言い伝えによると、あるところで目をつむって過去に行きたいなら10を数え、未来に行きたいなら15数えると、知らぬ部屋へ着くそうじゃ。そこになぞがある。そのなぞを解くと風の渦ができる。その渦に入れば時を行ったり来たりできるそうじゃ。だが、”あるところ”が思い出せん。秀吉、秀吉はおるか?」 「はっ。上様、何のごようで。」 もしかして、このひとが豊臣秀吉!? 「サル、時を行ったり来たりできるところはどこじゃったかの?」 「それは、時こえのどうくつではありませぬか?裏山にある洞窟でございます。」 「「時こえのどうくつ?」」 「ああ、そうじゃ。地図を描いてやる。行ってみよ。」 「「はっ、はい!ありがとうございます!」」 私達は信長様に描いてもらった地図をもとに、行ってみることにした。 「ねぇ、お姉ちゃん。おつかいをしているとき、どうして風の渦ができたんだろう?」 「うーん。あ!あそこの店の期間限定イベントの”どうくつなぞときゲーム”があったじゃない?それじゃないかな?」 「確かに。そうかもね。」 2人で話をしていると、時こえのどうくつが見えてきた。時こえのどうくつの近くは、人は少なく、殺風景だった。勇気をふりしぼり、中に入ってみた。 すると、上のほうから光がさしていた。未来に帰るため、春といっしょに15数えた。 気付くとそこは、知らない部屋。信長様が言った通りだ!それで目の前にはなぞが書かれた紙と、キリがよく、いろはうたが書かれている紙がある。 「いろはうただ!春、読んでみて。」 「うっ、うん。分かった!いろはにほへと/ちりぬるを/わかよたれそ/つねならむ/うゐのおくやま/けふこえて/あさきゆめみし/ゑひもせず……だって。」 「それはわかるんだけど、”8×1=④ 1×7=① 6×3=③ 7×3=②” ”①②③④ト十回ヨメ”ってなんだろう?春、一緒に考えよう。」 「うん!」 「なんか、どっかで見たことあるんだよねぇ。」 「謎解きの本とかじゃない?お姉ちゃん、分かる?」 「あっ!そうだ!それだ!これって、行目×文字目で読めばいいんじゃない?」 「どういうこと?」 「いろはの〝い″だったら、1行目の1文字目だから1×1、だから、8×1=ゑ(え) 1×7=と 6×3=こ 7×3=き ?」 「それなら、①②③④で読むと……!」 「「と……き……こ……え……!ときこえだ!」」 「それなら、”ときこえ”って15回言いましょ!」 「「せーの!ときこえ、ときこえ、ときこえ……!」」 「う、うーん……。春!春!大丈夫!?」 「うん……。」 「よかった……。ここは!?」 おつかいに行っていたスーパーの看板が見える。 「元の時代に帰れたわよ、春!」 「えっ?ほんとうだ!帰れた!」 「「やったー!」」 合図はないけど、ハイタッチがそろった。 「早く帰らないと、お母さんが心配しちゃう。」 「そうだね。帰ろう!」 私たちは、広く、オレンジがかった空を見た。 完